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J-GLOBAL ID：201702249510797696   整理番号：17A0569899

濃厚飼料自給への道 第1部 トウモロコシ編 4)高付加価値化,夏季の採食量向上につながる可能性も ECS,子実主体サイレージの飼料特性と乳牛への給与

著者 (1件)： 青木康浩 (農研機構 北海道農業研究セ)
資料名： Dairyman  (Dairyman)
巻： 67  号： 5  ページ： 78-79  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： L0973A  ISSN： 0416-6272  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 子実主体サイレージ,イアコーンサイレージ(ECS)の飼料特性と乳牛への給餌方法について最新の研究成果を含めて解説した。ECSはエネルギー飼料としての性質を持つ。発酵品質,保存性に優れ,ラップフィルムが破損しなければ少なくとも1年間保存が可能である。ECS中の澱粉は分解性に富み,圧ぺんトウモロコシ給与時よりもルーメン内が酸性化しやすいが過剰に給与しなければ,むしろメリットがある。圧ぺんトウモロコシの全量をECSで代替しても乳量,乳成分に影響しない。牧草や菜種粕などと組み合わせると良い。ECS給与で市場評価の高い牛乳中ラクトン類含量が多くなる。ECSは有用な濃厚飼料ではあるが,より栄養価が高い自給濃厚飼料として,コーンコブミックス(CCM),ハイモイスチャシェルドコーン(HMSC)は有望である。CCMの飼料特性に基づくなら,ECSとHMSCの中間的な自給濃厚飼料として位置づけられる。エネルギーと繊維質を同時に無理なく摂取できる効果的な飼料と言える。

シソーラス用語： *サイレージ ,  特性 ,  *乳牛 ,  *給餌 ,  酪農 ,  食餌効果 ,  飼料製造 ,  牛乳 ,  成分 ,  ラクトン ,  消化性
準シソーラス用語： *子実主体サイレージ ,  飼料特性 ,  *イアコーンサイレージ ,  飼料設計 ,  乳成分

分類 (2件)： 飼料一般  (FD07010W) ,  牛  (FD02020Y)

タイトルに関連する用語 (14件)： 濃厚飼料 ,  道 ,  1部 ,  トウモロコシ ,  高付加価値化 ,  夏季 ,  採食量 ,  可能性 ,  ECS ,  子実 ,  サイレージ ,  飼料特性 ,  乳牛 ,  給与