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J-GLOBAL ID：201702249747118507   整理番号：17A0483878

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-水稲における放射性物質移行低減対策技術の開発-第1編 水稲における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第1章 土地利用型作物における放射性セシウムの移行係数の解析と吸収抑制技術の開発 2 茨城県南部における水稲の放射性セシウムの移行係数の解析と吸収抑制技術の開発

著者 (4件)： 若林正吉 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ) ,  高橋茂 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ) ,  木村秀也 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ) ,  加藤直人 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 564  ページ： 14-21  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)カリ施肥履歴のない圃場では,水稲のRCs吸収が高まったが,交換性RCs量は低減していた。交換性RCsは時間経過によって低下したが,その原因はエイジングだけではなかった。交換性RCsと交換性カリの比は,玄米RCs量と正の相関を示した。(イ)中干しを省略し,落水を遅らせる水管理は,水稲のCs吸収を高めることが明らかとなった。一方で,中干しや落水期間を延長することによる,低減効果は小さかった。基肥重点のカリ施肥は,連用することで移行低減効果が認められた。水管理がCs吸収の違いを生じた原因について,NH₄との関連性は低いと考えられた。(ウ)2012-2014年にかけて,移行係数は,圃場平均で2~3割低下した。(著者抄録)

シソーラス用語： 茨城県 ,  水稲 ,  *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  カリ肥料 ,  環境放射性核種移動 ,  水田 ,  土壌汚染 ,  施肥 ,  放射能汚染 ,  放射性物質 ,  放射能除染 ,  土壌改良 ,  *カリウム ,  土壌成分
準シソーラス用語： 移行係数 ,  *交換性カリウム ,  *放射性セシウム ,  放射線汚染除去

分類 (3件)： 稲作  (FC03020C) ,  土壌管理  (FB04070J) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

引用文献 (3件)：

• Tensho K., Yeh K.-L. and Mitsui S. (1961) The uptake of strontium and cesium by plants from soil with special reference to the unusual cesium uptake by lowland rice and its mechanism. Soil Plant Food, 6 (4): 176-183.
• Kato N. et al. (2015) Potassium fertilizer and other materials as countermeasures to reduce radiocesium levels in rice: Results of urgent experiments in 2011 responding to the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident. Soil Sci. Plant Nutr., 61, 179-190.
• 農研機構(2012)プレスリリース:玄米の放射性セシウム低減のためのカリ施用. https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/narc/027913.html

タイトルに関連する用語 (13件)： 農地 ,  放射性物質 ,  開発 ,  水稲 ,  移行 ,  対策 ,  放射性セシウム ,  要因 ,  土地利用 ,  作物 ,  移行係数 ,  解析 ,  茨城