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J-GLOBAL ID：201702252715670840   整理番号：17A0124242

クルクミンはS100発現を上方制御し,マウスにおける完全切断術後の坐骨神経の再生を改善する【Powered by NICT】

Curcumin upregulates S100 expression and improves regeneration of the sciatic nerve following its complete amputation in mice

著者 (4件)： Liu Guomin (Department of Orthopedics, the Second Hospital of Jilin University) ,  Xu Kun (Department of Health Laboratory, School of Public Health, Jilin University) ,  Li Juan (Department of Health Laboratory, School of Public Health, Jilin University) ,  Luo Yungang (Department of Stomatology, the Second Hospital of Jilin University)
資料名： Zhongguo Shenjing Zaisheng Yanjiu(Yingwenban)  (Zhongguo Shenjing Zaisheng Yanjiu(Yingwenban))
巻： 11  号： 8  ページ： 1304-1311  発行年： 2016年 
JST資料番号： C2641A  ISSN： 1673-5374  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 完全切断後の末梢神経損傷の修復は困難であり,吻合であっても,神経機能の急速な回復は困難なままである。属Curcumaの植物から抽出したクルクミンは,抗酸化と抗炎症性質を有し,ラットにおける坐骨神経圧挫損傷を改善することが示された。ここでは,クルクミンは完全な末梢神経切断損傷後の神経保護作用を有するかどうかを決定した。BALB/cマウスは,完全な坐骨神経切断,続いて即時神経上膜吻合を施行した。マウス胃内1週間40(高),20(中程度),および10mg/kg/日(低)の用量でクルクミンを投与した。高及び中用量クルクミン群のマウスにおけるミエリンは規則的な形状,均一な厚さ,境界明瞭,とミエリンを囲む過形成ほとんど出現することを見出した。高及び中用量クルクミンは坐骨神経の活動電位振幅と対応する運動神経の伝導速度の両方を著しく改善し,L(4 6)脊髄セグメントでは,Schwann細胞増殖のマーカーであるS100のmRNAと蛋白質発現をアップレギュレートした。これらの結果は,クルクミンが完全な坐骨神経切断損傷の修復を促進するのに有効であること,その基礎となる機構はS100発現のアップレギュレーションと関連しているかもしれないことを示唆した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： Schwann細胞 ,  *S-100タンパク質 ,  運動神経 ,  mRNA ,  ミエリン ,  *アップレギュレーション ,  消炎作用 ,  *坐骨神経 ,  脊髄 ,  挫傷 ,  ジエン ,  フェノール類 ,  フェノールエーテル ,  エノン ,  ジケトン
準シソーラス用語： 蛋白質発現 ,  *神経 ,  末梢神経 ,  末梢神経損傷 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： 神経再生 ,  電気生理学 ,  完全神経切断術 ,  脊髄 ,  髄鞘 ,  有髄線維 ,  神経上膜ふん合術 ,  神経再生

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： クルクミン

タイトルに関連する用語 (6件)： クルクミン ,  発現 ,  上方制御 ,  マウス ,  切断術 ,  坐骨神経