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J-GLOBAL ID：201702254325922411   整理番号：17A0479534

多量の放射能汚染土壌(路面清掃土砂)の分級洗浄処理

Report on Classified-washing of a Large Amount of Radioactively Contaminated Soil Collected from Road Surface Cleaning

著者 (4件)： 磯松教彦 (福島県 土木部) ,  高橋英晴 (福島県 土木部) ,  南條忠文 (佐藤工業(東京都)) ,  鈴木茂生 (佐藤工業(東京都))
資料名： 環境放射能除染学会誌  (Journal of the Society for Remediation of Radioactive Contamination in the Environment)
巻： 5  号： 1  ページ： 35-45  発行年： 2017年03月30日 
JST資料番号： F1580A  ISSN： 2187-8382  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島県内において2015年10月~12月にかけ放射能に汚染された路面清掃土砂296tを分級洗浄処理した。汚染土の放射能濃度は平均7,508Bq/kg dry,最大で20,530Bq/kg dryであり,処理後分級物の放射能濃度は平均で礫1,253Bq/kg dry,砂3,120Bq/kg dry,脱水ケーキ25,683Bq/kg dryと,それぞれ元の汚染土の平均値に対して0.17倍,0.42倍,3.4倍となった。また放射性セシウムは乾燥重量比で22.3%の脱水ケーキに75.2%が集約された。8,000Bq/kg wet超の脱水ケーキを主とする分級物は指定廃棄物に認定され,減容化の観点からは重量で75.7%,容量で64.1%の削減効果があった。元の汚染土の放射能濃度や細粒分含有率等性状にもよるが,土質性状によってはかなりの減容化が期待できる。また,砂の磨砕洗浄については約10%の放射能濃度低減効果が認められた。(著者抄録)

シソーラス用語： *汚染土壌 ,  放射能汚染 ,  土壌汚染 ,  *放射能除染 ,  砂 ,  *分級 ,  *水洗 ,  粒度分布 ,  セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  土砂 ,  セシウム放射性同位体 ,  *除去
準シソーラス用語： 放射性セシウム

分類 (2件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  土壌管理  (FB04070J)

引用文献 (7件)：

• 環境省:中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第2回),資料3 減容処理技術の開発課題及び目標について.pp.2-3,2015年12月21日.
• 日本環境安全事業株式会社法の一部を改正する法律,2014年12月24日施行.
• 環境省:中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略,pp.4-5,2016年4月.
• 辻野 修一,前田 幸男,歌川 紀之,楠岡 弘康,森 晴夫,木俣 陽一,京藤 敏達:放射能汚染土壌の除染・減容化システムの開発,土木学会 第68回年次学術講演会概要集,CS11-006,pp.11-12,(2013).
• 前田 幸男,辻野 修一,歌川 紀之,楠岡 弘康,片野 富雄,森 晴夫,木俣 陽一,京藤 敏達:高性能洗浄装置を用いた放射能汚染土壌の除染および減容化技術の開発.土木学会土木建設技術発表会 2013,pp.196-203,(2013).

タイトルに関連する用語 (6件)： 放射能汚染土壌 ,  路面 ,  清掃 ,  土砂 ,  分級 ,  洗浄処理