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J-GLOBAL ID:201702255425843398   整理番号:17A0439169

リポキシンA4 プレコンディショニングは,リポキシンA4受容体非依存的に,Keap1/Nrf2経路を通じて腸虚血再灌流損傷を減弱する

Lipoxin A4 Preconditioning Attenuates Intestinal Ischemia Reperfusion Injury through Keap1/Nrf2 Pathway in a Lipoxin A4 Receptor Independent Manner
著者 (8件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.9303606 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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酸化ストレスは腸虚血再灌流(IIR)損傷の発症において非常に重要な役割を果たす。強力な抗酸化物質かつメディエーターである内在性リポキシンA4(LXA4)の増強はIIRの減弱に付随する。しかし,IIR損傷に対するLXA4の効果や潜在的機構は知られていない。ラットIIR(45分の虚血と引き続く6時間の再灌流)モデルにおいてIIRは,血清ジアミンオキシダーゼ,D-乳酸,腸型脂肪酸結合タンパク質,そして酸化ストレスマーカー15-F2t-イソプロスタンの増加に証拠立てられるように,腸損傷を引き起こした。LXA4処理は,粘膜15-F2t-イソプロスタンを減じ,内在性抗酸化スーパーオキシドジスムターゼ活性を増大させることによりIIR損傷を有意に減じ,これはKeap1/Nrf2経路の活性化を伴った。一方,LXA4受容体アンタゴニストBoc-2は腸損傷に対するLXA4の保護効果を逆転するが,酸化ストレスや関連するNrf2経路には影響しなかった。更に,Nrf2アンタゴニスト,ブルサトールはLXA4が付与する抗酸化効果を逆転し,腸上皮細胞の酸化ストレスとアポトーシスの増悪に繋がり,最終的にラットの生存率の低下に至る。同時に,LXA4前処理は核内Nrf2レベルを上方調節し,低酸素/再酸素化誘導IEC-6細胞損傷を減じ,Nrf2 siRNAはLXA4のin vitroでのこの保護効果を逆転した。結論として,これらの発見はLXA4がLXA4受容体非依存的にKeap1/Nrf2経路を活性化することによりIIR損傷を寛解することを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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消化器疾患の治療一般  ,  循環系疾患の治療一般 
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