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J-GLOBAL ID:201702258161850092   整理番号:17A0299737

フェルラ酸はPDE4BのLPS誘発性アップレギュレーションを阻害し,PC12細胞においてcAMP/CREBシグナル伝達経路を刺激する【Powered by NICT】

Ferulic acid prevents LPS-induced up-regulation of PDE4B and stimulates the cAMP/CREB signaling pathway In PC12 cells
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巻: 37  号: 12  ページ: 1543-1554  発行年: 2016年 
JST資料番号: C0089D  ISSN: 1671-4083  CODEN: APSCG5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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目的:ホスホジエステラーゼ4(PDE4)アイソザイムは異なる機能に関与し,脳における分布のパターンに依存した。PDE4サブタイプは異なる炎症細胞に分布し,炎症過程の重要な調節因子であると思われる。本研究では,PC12細胞におけるホスホジエステラーゼ4B(PDE4B)のリポ多糖類(LPS)誘導アップレギュレーション,細胞内cAMPレベルと細胞におけるcAMP/cAMP応答要素結合蛋白質(CREB)経路を規定する,強い抗酸化と抗炎症活性を有する植物成分,フェルラ酸(FA)の影響を調べた。【方法】PC12細胞はLPS(1 μg/mL)で8時間処理し,F-アクチンの変化をレーザ走査confoca I顕微鏡を用いて検出した。炎症性サイトカインのレベルをELISAキットを用い測定し,PDE4B特異的酵素活性はPDE4B測定キットを用いて評価した。PDE4BのmRNAレベルは,Q-PCRを用いて分析し,CREBおよびリン酸化CREB(pCREB)の蛋白質レベルは免疫ブロット法を用いて測定した。さらに,分子ドッキングをPDE4B2とFA間の相互作用を同定するために使用した。LPSによるPC12細胞の【結果】処理は,F-アクチン細胞骨格に出現するアクチンフィラメントの太い束,FA(10 40 μmol/L)前処理によりまたはPDE4B阻害剤ロリプラム(30 μmol/L)と改善されたを誘導した。FAによる前処理は,PC12細胞におけるTNF-αとIL-1βのLPS誘導産生を用量依存的に阻害した。さらに,FAによる前処理は,PC12細胞におけるPDE4活性のLPS誘発性アップレギュレーションを減弱した。さらに,FAによる前処理は,PDE4B mRNAのLPS誘発性アップレギュレーションを減少させ,PC12細胞におけるCREBおよびpCREBのLPS誘導ダウンレギュレーションを逆転させた。分子ドッキングの結果は,FAとPDE4B2間の静電および疎水性相互作用を示した。【結論】PC12細胞におけるFAの有益な効果は,PDE4BのLPS誘発性アップレギュレーションおよびcAMP/CREBシグナル伝達経路の刺激の阻害を介して付与されるかもしれない。,FAは治療のための潜在的な治療介入である:ADのような神経炎症性疾患の可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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遺伝子発現 

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