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J-GLOBAL ID:201702259526100718   整理番号:17A0375621

メソ多孔性けい酸カルシウムグラフト共重合した不織ポリプロピレンによる水溶液中のフタル酸ジブチルの吸着【Powered by NICT】

Adsorption of dibutyl phthalate in aqueous solution by mesoporous calcium silicate grafted non-woven polypropylene
著者 (9件):
資料名:
巻: 306  ページ: 452-459  発行年: 2016年 
JST資料番号: D0723A  ISSN: 1385-8947  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,メソ孔性カルシウムシリケートグラフト不織ポリプロピレン(PP g CaSiO_3@SiO_2)を合成し,フタル酸ジブチル(DBP)の吸着性能を評価することである。結果はPP g CaSiO_3@SiO_2の吸着容量は不織布ポリプロピレン繊維(PP)とCaSiO_3グラフトPP不織布(PP g CaSiO_3)よりも優れていることを示した。種々のpH値でのPP g CaSiO_3@SiO_2によるDBPの吸着機構を研究した。DBPの初期濃度が130mg/L(pH=3.0, 298K)のときPP g CaSiO_3@SiO_2によるDBPの吸着容量は54.8mg/gに達し,吸着平衡時間は二時間であった。PP g CaSiO_3@SiO_2に大きな表面積とSiOH基は,DBPの吸着容量と親和性を改善することができた。等温滴定熱量測定(ITC)は,DBP CaSiO_3@SiO_2への吸着の駆動力を説明するために用いた。DBPとCaSiO_3@SiO_2間の結合定数K,結合エンタルピー(ΔH)と結合エントロピー(ΔS)は3.54×10~3mol, 66.2kJ/mol及び0.154kJ/(K*mol)であった。結合過程時のGibbsエネルギー変化は 20.24kJ/molで,吸着プロセスは熱力学的に有利であることを示した。FreundlichモデルがPP g CaSiO_3@SiO_2へのDBPの吸着を記述するのにより適している。より低い温度とより低いpHは,DBPの吸着を促進することができる。PP g CaSiO_3@SiO_2は再利用のためにリサイクルすることができた。水溶液からのDBPまたは他の汚染物質を除去するための良好な吸着材料としての使用が有望である。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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吸着,イオン交換 
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