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J-GLOBAL ID：201702267020391960   整理番号：17A0509469

改良した液体クロマトグラフィー-ダイオードアレイ-質量分析による蜂蜜中の5-ヒドロキシメチルフルフラールとそれに関連するフルフラールの測定

Improved liquid chromatographic photo diode array mass spectrometric determination of 5-hydroxymethylfurfural and related furfurals in honey

著者 (2件)： KASIOTIS Konstantinos M. (Benaki Phytopathological Inst., Athens, GRC) ,  MACHERA Kyriaki (Benaki Phytopathological Inst., Athens, GRC)
資料名： Toxicological and Environmental Chemistry  (Toxicological and Environmental Chemistry)
巻： 99  号： 3-4  ページ： 578-589  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： D0907A  ISSN： 0277-2248  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)は蜂蜜の過加熱と経年の指標となるので欧州では蜂蜜のHMFの最大許容濃度(40mg/kg)が定められている。本研究では蜂蜜のHMF及び2-フルフラール,5-メチル-2-フルフラールを高感度に定量する手法を開発した。前処理法としてアセトニトリル/脱イオン水/ヘキサンを溶媒とし一級-二級アミン(PSA),MgSO₄,C18で夾雑物を除くQuEChERS法を用い,前処理後HPLC-光ダイオードアレイ-電子スプレイイオン化質量分析(HPLC-PDA-ESI/MS)により定量した。回収率は79.5~94.2%であった。測定値の相対標準偏差は20%未満であり十分な再現性であった。検出限界はPDA検出で0.05~0.1mg/kg,MS検出で0.1mg/kg,定量限界はPDA検出で0.1~0.2mg/kg,MS検出で0.2mg/kgであり既報の手法の感度と同等かより優れていた。28の蜂蜜試料を分析したところHMF濃度は0.5~23.5mg/kgですべて基準値以内であった。また2-フルフラールは一部の蜂蜜からごく微量検出されたのみであった。

シソーラス用語： *LC-MS分析 ,  光検出 ,  *蜂蜜 ,  計測 ,  指標 ,  前処理 ,  技術開発 ,  アルデヒド ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： *QuEChERS法 ,  *ダイオードアレイ検出 ,  測定法 ,  品質指標

分類 (4件)： 食品の汚染  (FJ01053P) ,  食品衛生一般  (FJ01051H) ,  液体クロマトグラフィー  (CC04014L) ,  質量分析  (CC03013N)

物質索引 (3件)： 2-フルフラール ,  5-ヒドロキシメチルフルフラール ,  5-メチルフルフラール

タイトルに関連する用語 (7件)： 液体クロマトグラフィー ,  ダイオード ,  アレイ ,  質量分析 ,  蜂蜜 ,  5-ヒドロキシメチルフルフラール ,  フルフラール