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J-GLOBAL ID:201702267480164103   整理番号:17A0003636

妊娠前と妊娠中の母獣のカロリー制限は子のオスにおいて視床と海馬における誕生時内在性カンノビノイドレベルを変化させ,過剰体重を誘発し,成体での肥満を増加させる

Maternal Caloric Restriction Implemented during the Preconceptional and Pregnancy Period Alters Hypothalamic and Hippocampal Endocannabinoid Levels at Birth and Induces Overweight and Increased Adiposity at Adulthood in Male Rat Offspring
著者 (18件):
資料名:
巻: 2016  号: Nov  ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年11月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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発生における感受性ウィンドウ内で不適切な栄養状態に曝されると,その後の子の代謝と行動に影響がある。内在性カンノビノイド系はエネルギー消費と適応的行動の調節因子として知られるが,このようなプロセスの調節に関する役割は知られていない。本研究では妊娠前と妊娠中のラット母獣の摂食制限(標準よりカロリーが20%低い食事)に対する,(a)新生児,(b)誕生時の視床,海馬,嗅球での内在性カンノビノイドレベル,(c)代謝関連パラメータ,(d)子が成体になったときの行動への影響を調べた。カロリー制限母獣は産子数が少ない傾向にあるが,産まれたときの子の体重は正常であった。カロリー制限された母獣の子は,アナンドアミド(AEA),2-アラキドノイルグリセロール(2-AG),アラキドン酸(AA),palmitoylethanolamide(PEA)レベルが,誕生時の視床で大きく減少していた。更に海馬でもAEAのレベルが減少していたが,嗅球では有意な違いは無かった。さらに,子の体重が増加して成体で肥満となり,不安関連応答も増加した。以上より,妊娠前と妊娠中の母獣のカロリー制限は内在性カンノビノイドレベルを変化させ,これが視床と海馬の回路を変化させ,成体で現れる長期的影響の原因となっている可能性を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  婦人科・産科の基礎医学 
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