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J-GLOBAL ID:201702267965866535   整理番号:17A0439305

ダイズイソフラボンは,卵巣切除したラットにおいて内皮一酸化窒素合成酵素を増し,酸化ストレスを減ずることを通じて,心筋虚血再灌流損傷から保護する

Soy Isoflavone Protects Myocardial Ischemia/Reperfusion Injury through Increasing Endothelial Nitric Oxide Synthase and Decreasing Oxidative Stress in Ovariectomized Rats
著者 (10件):
資料名:
巻: 2016  ページ: ROMBUNNO.5057405 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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女性の心血管疾患の予防,治療においてエストロゲンには特別な役割が存在する。ダイズ由来植物性エストロゲンであるダイズイソフラボン(SI)は内在性エストロゲン-エストラジオールに似た化学構造を持つ。筆者らは心筋虚血再灌流(MI/R)損傷に対するSIの保護効果を解明するため調査した。メスSDラットに両側性卵巣摘出術を行った。1週間後,ラットをランダムに,シャム卵巣摘出術群(対照群),MI/Rを伴う卵巣摘出術群,またはシャムMI/Rを伴う卵巣摘出術群に分けた。他の卵巣摘出術ラットに異なる用量のSIまたは17β-エストラジオール(E2)を与えた。4週後,それらは30分の左冠状動脈閉塞と引き続く6または24時間の再灌流を受けた。SI投与は,卵巣摘出術を受けたラットにおけるMI/R後,心筋梗塞サイズを有意に減じ,左心室機能を改善し,胸部大動脈の内皮依存性弛緩機能を回復した。SIは心筋において,血清クレアチンキナーゼおよび乳酸デヒドロゲナーゼ活性も低下させ,血漿マロンジアルデヒドを減じ,酸化ストレスを減弱した。一方,SIはホスファチジルイノシトール3キナーゼ(PI3K)/Akt/内皮一酸化窒素合成酵素(eNOS)シグナル経路を増した。SIは,PI3Kが阻害されたとき,卵巣摘出術を受けたラットにおいてI/Rを伴う心臓の梗塞サイズを減ずることが出来なかった。全体としてこれらの結果は,SIがPI3K/Akt/eNOSシグナル経路の増大と酸化ストレスの減少を通じて卵巣摘出術を受けたラットにおいて心筋虚血再灌流損傷から保護することを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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心臓作用薬の基礎研究  ,  循環系の基礎医学 
物質索引 (1件):
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