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J-GLOBAL ID:201702269454457942   整理番号:17A0591843

異なるエレクトロスピニング手法での作製によるゼイン/ポリ(L-ラクチド)ナノファイバーの特性に与える影響

Effect on Properties of Zein/Poly(L-lactide) Nanofibers Prepared by Different Electrospinning Techniques
著者 (6件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 3987-3993  発行年: 2017年06月 
JST資料番号: W1351A  ISSN: 1533-4880  CODEN: JNNOAR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,三種類のエレクトロスピニング手法(混合,同軸,ダブルノズルエレクトロスピニング手法)により,ゼイン/ポリ(L-ラクチド)(PLLA)ナノファイバーを作製した。そして,そのナノファイバーの特性に与える作製手法の影響を調べた。著者らは,環境制御型走査電子顕微鏡(ESEM),透過型電子顕微鏡法,フーリエ変換赤外分光法,示差走査熱量計,熱重量分析器および機械試験により,それらの形態,結晶化挙動および機械的特性を調べた。ESEM画像は,ゼイン/PLLAナノファイバーが,ゼインのみのナノファイバーと比べて,異なる形状を備える断面積を有することを示した。三つの異なる手法で作製した膜の結晶化挙動は,結晶成長および鎖拡散を理由として,PLLA含有量により影響を受けた。ダブルノズルスピニングにおいて単独で存在するPLLA成分は,結晶成長および鎖拡散をほとんど妨げていなかった。一方,同軸エレクトロスピニングにおいては,コア/シェル構造を形成するゼイン被覆PLLAのため,その阻害効果は増大した。また,混合エレクトロスピニングにおいては,PLLAおよびゼインが均一に分布する場合,PLLAの結晶度が明らかに減少した。さらに,機械的張力評価およびナノインデンテーション試験を含む機械試験により,三種類の膜の中で,ダブルノズル膜が最良の機械性能を有することを示した。これは,おそらく,PLLAナノファイバーが重要な役割を担うからだろう。また,混合膜と比較すると,連続的なPLLAコア構造の結晶化および増強したPLLAとゼイン分子の水素結合を理由として,同軸膜の機械特性は向上した。著者らの結果は,三つのエレクトロスピニング手法を介して,PLLA成分を追加することより,ゼインナノファイバーの特性を最適化できることを示した。
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