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J-GLOBAL ID:201702269896500040   整理番号:17A0370063

シリカ担持リン酸タングステンヘテロポリ酸触媒を用いたきり油からの新規ウルシオール類似化合物の合成【Powered by NICT】

Synthesis of novel urushiol-like compounds from tung oil using silica-supported phosphotungstic heteropoly acid catalyst
著者 (8件):
資料名:
巻: 94  ページ: 424-430  発行年: 2016年 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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天然植物油の一種であるキリ油は,最近研究と応用の高い値のために,ますます注目を集めている。本研究では,著者らは効率的かつリサイクル可能な触媒としてのシリカ担持リン酸タングステンヘテロポリ酸(PW/SiO_2)を用いた桐油から出発して新規ウルシオールのような化合物(CAT ME)を合成する簡単な方法を報告した。具体的には,まず,きり油の主成分であるエレオステアリン酸グリセリドはエステル交換によるメタノールと反応してエレオステアリン酸メチルを得ることである。そしてカテコールとエレオステアリン酸メチルのFriedel-Craftsアルキル化反応は固体酸触媒PW/SiO_2の存在下で実施した。またCAT ME生産率は約69.3%であった。さらに,標的化合物CAT MEの化学構造をFourier変換赤外分光法(FTIR),紫外可視分光光度計(UV-vis),プロトン核磁気共鳴スペクトル(1H NMR),炭素核磁気共鳴スペクトル(13C NMR)と質量スペクトルによって特性化した。キャラクタリゼーションの結果はウルシオールに似せて設計アルキル化生成物を合成することに成功した。ウルシオール(生漆の主要成分)は何らの光開始剤無しに空気雰囲気下でUV照射によって硬化できることに注目した。このように,本研究は,桐油および他の不飽和天然油のさらなる修飾,機能的性質を改善し,新しいUV硬化システムを導入することにより不飽和天然植物油の応用分野を拡大できるをガイドするための有望な方法を開発した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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油脂の応用  ,  ポリウレタン  ,  植物の生化学 

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