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J-GLOBAL ID：201702274541317092   整理番号：17A0524480

磁気的Jahn-Teller効果の静的特性に対する動的特性:[Fe₃O(O₂CPh)₆(py)₃]ClO₄・pyの磁気構造的研究

Dynamic versus Static Character of the Magnetic Jahn-Teller Effect: Magnetostructural Studies of [Fe₃O(O₂CPh)₆(py)₃]ClO₄ py

著者 (4件)： GEORGOPOULOU Anastasia N. (NCSR “Demokritos”, Athens, GRC) ,  MARGIOLAKI Irene (European Synchrotron Radiation Facility, Grenoble, FRA) ,  PSYCHARIS Vassilis (NCSR “Demokritos”, Athens, GRC) ,  BOUDALIS Athanassios K. (NCSR “Demokritos”, Athens, GRC)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 2  ページ： 762-772  発行年： 2017年01月16日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高い対称性を有し,構造歪みを単位格子からみいだすことが容易な[Fe₃O(O₂CPh)₆(py)₃]ClO₄・pyに(PhCO₂H=安息香酸,py=ピリジン)ついて,種々の温度における放射光を用いた結晶構造解析を行うとともに,磁化率と固体X-バンドEPRスペクトルの解釈における静的及び動的モデルの比較を行った。その結果,等辺のスピンフラストレートFe三角形における低い二重項状態の縮退を引き上げについて考慮する場合,磁気的Jahn-Teller効果は必要がないことが分かった。ただし,代わりに,各オーバーラップモデルを用い,スピンハミルトニアンに原子振動を組み入れることで考慮することが可能であった。しかし,平均的J値における熱的効果の考慮にはモデルのさらなる改善が必要である。

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  多核錯体 ,  *結晶構造 ,  歪 ,  X線回折 ,  ESR【磁気共鳴】 ,  温度依存性 ,  *Jahn-Teller効果 ,  スピンハミルトニアン ,  二重項 ,  縮退 ,  周波数帯 ,  *磁気構造 ,  芳香族カルボン酸 ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： 三核錯体 ,  放射光X線回折 ,  軌道縮退 ,  Xバンド

分類 (3件)： 鉄族元素の錯体の結晶構造  (BK09040I) ,  鉄の錯体  (CE01091H) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

物質索引 (2件)： 安息香酸 ,  ピリジン

タイトルに関連する用語 (7件)： 磁気 ,  Jahn-Teller効果 ,  静的特性 ,  動的特性 ,  py ,  磁気構造 ,  研究