文献
J-GLOBAL ID:201702276062868401   整理番号:17A0232885

ヤツメウナギ(Lampetra japonica)由来新規RGDモチーフ含有組換え体蛋白質であるrLj-RGD3は酸素-グルコース遮断および再灌流が誘発する損傷からPC12細胞を保護する

rLj-RGD3, a Novel Three-RGD-Motif-Containing Recombinant Protein from Lampetra japonica, Protects PC12 Cells from Injury Induced by Oxygen-Glucose Deprivation and Reperfusion
著者 (9件):
資料名:
巻: 2016  号: Pharmacology  ページ: ROMBUNNO.6701249 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
rLj-RGD3はヤツメウナギの唾液腺分泌液に由来する3種類のRGD(Arg-Gly-Asp)モチーフを有する14.5kDa組換え体蛋白質であり,ヒスチジンおよびアルギニンに富む蛋白質である。これまでの報告はrLj-RGD3は血小板凝集抑制,腫瘍転移および血管新生阻害といったRGD毒素蛋白質の典型的な機能を有している。ヒスチジンおよびアルギニンには脳虚血-灌流および神経保護機能があることから,著者らはrLj-RGD3もこうした活性を持つかを調べ,そのメカニズムについて研究した。rLj-RGD3の神経保護および抗アポトーシス作用を明らかにした。酸素-グルコースの遮断および再灌流(OGD-R)後の接着斑キナーゼ(FAK),p-FAK,カスパーゼ-3,およびBcl-2の発現レベルについて調べた。高濃度(16μmol/L)のrLj-RGD3とインキュベーションしたPC12細胞の生存率は,そのOGD-R誘発損傷後のアポトーシスから細胞を保護する能力によって有意に上がった。更にはrLj-RGD3はOGD-Rによる損傷を緩和した。大部分のPC12細胞はOGD-R後プログラム死した。これとは対照的にプログラム死したPC12の数は高用量のrLj-RGD3処理により有意に減少した。これに加えてrLj-RGD3はFAKおよびp-FAK蛋白質を活性化した。rLj-RGD3はOGD-R後のPC12細胞においてカスパーゼ3を阻害し,Bcl-2蛋白質の発現をアップレギュレーションした。本研究は,虚血性傷害におけるrLj-RGD3の神経保護作用に関するエビデンスを初めて提出したものである。この作用は一部がカスパーゼ3の阻害およびBcl-2,FAK,ならびにp-FAK蛋白質の発現のアップレギュレーションを介するものである可能性がある。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の中枢神経系作用薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (12件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る