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J-GLOBAL ID：201702276449496910   整理番号：17A0216134

P-糖蛋白質(P-gp)に媒介される排出,透過性,脂溶性,および代謝安定性に対するフッ素置換の効果の定量的評価

Quantitative Assessment of the Impact of Fluorine Substitution on P-Glycoprotein (P-gp) Mediated Efflux, Permeability, Lipophilicity, and Metabolic Stability

著者 (6件)： PETTERSSON Martin (Pfizer Worldwide Res. and Dev., Massachusetts, USA) ,  HOU Xinjun (Pfizer Worldwide Res. and Dev., Massachusetts, USA) ,  KUHN Max (Pfizer Worldwide Res. and Dev., Connecticut, USA) ,  WAGER Travis T. (Pfizer Worldwide Res. and Dev., Massachusetts, USA) ,  KAUFFMAN Gregory W. (Pfizer Worldwide Res. and Dev., Connecticut, USA) ,  VERHOEST Patrick R. (Pfizer Worldwide Res. and Dev., Massachusetts, USA)
資料名： Journal of Medicinal Chemistry  (Journal of Medicinal Chemistry)
巻： 59  号： 11  ページ： 5284-5296  発行年： 2016年06月09日 
JST資料番号： D0102A  ISSN： 0022-2623  CODEN： JMCMAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 薬物の物理的性質の最適化は,薬物のADMEと効力の確保のためにドラッグデザインの重要な構成成分である。P-糖蛋白質(P-gp)に媒介される排出,受動的透過性,脂溶性,および代謝安定性に対する,化合物へのフッ素置換の効果を定量的に調べた。フッ素を0~5個含有する化合物データベースに含まれる化合物のうち,300~550Daの分子量(MW)の化合物に関して各パラメータを評価した。それらデータの統計的分析から,フッ素導入によるMWの増加がP-gpに媒介される排出には影響しないことが分かった。また,化合物のMWからフッ素の寄与を減らしたフッ素補正MW(MW_FC)は,P-gpに媒介される排出と相関することが分かった。フッ素の導入は受動的透過性にも影響しなかった。フッ素の導入は脂溶性を増加させる傾向を示したが,幾つかの化合物は脂溶性を減らした。代謝的安定性は大きな変化を示さなかった。これらの知見はフッ素置換した薬剤の開発において有用である。

シソーラス用語： *P糖タンパク質 ,  フッ素化 ,  *薬物動力学 ,  *有機フッ素化合物 ,  データベース ,  膜透過 ,  分子量 ,  ドラッグデザイン ,  油溶性
準シソーラス用語： ADME ,  化合物データベース ,  脂溶性

分類 (2件)： 生物薬剤学(基礎)  (GY01021U) ,  細胞膜の輸送  (EF04020R)

タイトルに関連する用語 (7件)： P-糖蛋白質 ,  GP ,  透過性 ,  脂溶性 ,  代謝安定性 ,  フッ素置換 ,  定量的評価