南中国地塊とその隣接地域のレイリー波位相速度【Powered by NICT】

Lu Jian; Xie Zujun; Zheng Yong; Zha Xiaohui; Hu Rui; Zeng Xinfu

文献

J-GLOBAL ID：201702278397356285 整理番号：17A0204872

南中国地塊とその隣接地域のレイリー波位相速度【Powered by NICT】

Rayleigh wave phase velocities of South China block and its adjacent areas

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資料名：
巻： 59 号： 11 ページ： 2165-2178 発行年： 2016年
JST資料番号： C2577A ISSN： 1674-7313 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：中国 (CHN) 言語：英語 (EN)

南中国地塊中の609の広帯域地震観測点からの連続地震波形の記録と2010 2012におけるその隣接地域を用いて,表面波の経験的グリーン関数によると,これら観測所間の環境雑音データの相互相関関数から得られた。Rayleigh波の高品質の位相速度分散曲線を,時間-周波数解析を用いて得られた。これらの観測点間分散曲線をインバートし,6 50の期間でのRayleigh波位相速度マップを構築した。位相速度マップの結果は,6 10s周期で位相速度は,上部地殻の地質学的特徴と相関していることを示した。主要盆地と小規模地溝と盆地は遅い速度異常を示す造山帯としゅう曲帯の大部分は,高速度異常を示した。20 30秒の周期で位相速度地図のための境界としてWuling山へのTaihang山脈に沿った重力勾配域については,西部地域は主に低速度異常を示すが,東側は,高速度異常を示した。Qinling-Dabie造山帯東部南中国地塊南部の位相速度である北東部北中国ブロックのそれよりも高く,これは北中国クラトンと南中国ブロックとの間のテクトニクス機構の違いによるものと思われる。40 50の期間で位相速度は,下部地殻と上部マントルの速度構造の横方向の変化に関連する可能性があるチベット高原東部の低速度異常は厚い地殻によるものである四川盆地とオルドス盆地の南部は異なる高速異常を示すが,これらのブロックにおけるリソスフェアの安定な特徴を反映している。南中国ブロック南部の位相速度の側方変化パターンは雲南省東部地方とその周辺におけるブロック境界の地表トレースと一致しなかった。四川盆地の位相速度は短い期間では全体的に緩慢で盆地の端に中心部からの期間と共に増加し,盆地の中心と全体的に安定なリソスフェアマントルにおける浅い基盤の特徴を示した。北中国ブロック南部オルドス盆地の中~上部地殻は不均一であるが,下部地殻と最上部マントル中の位相速度は主に高異常を示した。高速異常は,Qinling-Dabie造山帯の中だけでなく,カレドニア花こう岩爆発による南東部広西壮族自治区における地域で広く存在しているが,その詳細な機構はまだ不明である。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】

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著者キーワード (4件)： , , ,

地殻・上部マントルの構造・組成 , 地震波伝搬

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