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J-GLOBAL ID：201702278732633367   整理番号：17A0388406

VEGFA/VEGFR2シグナル伝達経路を遮断することによりHUVECsとゼブラフィッシュにおける抗血管形成活性を示すアンドログラホリド誘導体AGP26b【Powered by NICT】

An andrographolide derivative AGP-26b exhibiting anti-angiogenic activity in HUVECs and zebrafish via blocking the VEGFA/VEGFR2 signaling pathway

著者 (13件)： Huang Bin (State Key Laboratory of Quality Research in Chinese Medicine and Institute of Chinese Medical Sciences, University of Macau, Macao, China. [e-mail] [e-mail]) ,  Peng Yuran ,  Li Jingjing ,  Li Shang ,  Sun Yicheng ,  Wang Decai ,  Yang Binrui ,  Chan Judy Yuet-Wa ,  Yu Huidong ,  Leung George Pak-Heng ,  Hoi Maggie Pui-Man ,  Zhou Guo-Chun ,  Lee Simon Ming-Yuen
資料名： Molecular BioSystems  (Molecular BioSystems)
巻： 13  号： 3  ページ： 525-536  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2331A  ISSN： 1742-206X  CODEN： MBOIBW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,in vitroおよびin vivoでのアンドログラホリド誘導体AGP26a(12β異性体),AGP26b(12異性体)とAGP,26(4:AGP26aとAGP26bの1混合物)の抗血管新生特性を調べることである。ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)およびTg(fli1a:EGFP)y1ゼブラフィッシュモデルはAGP,AGP26a,AGP26bの抗血管新生活性を同定した。結果は,AGP26bはVEGF誘導増殖,移動,浸潤およびHUVECで毛細血管様構造の形成に最も強い阻害効果を示した。ゼブラフィッシュモデルでは,AGP26bもISV発生の最も強い抑制を示した。更なる研究は,AGP26bの抗血管新生作用の基礎となる機構は,少なくとも部分的にはVEGF/VEGFR2シグナル伝達経路の閉塞によるものであったことを示した。AGP26bはVEGFR2の活性化を阻害した。その結果,VEGFにより誘導されるSrcファミリーキナーゼ(Src),焦点接着キナーゼ(Fak),マイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MEK),細胞外シグナル制御キナーゼ1と2(Erk1/2)とAktのような重要な細胞内血管新生促進キナーゼのリン酸化はAGP26b処理により抑制された。さらに,AGP26bはH UVECにおけるマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP-9ではなくMMP-2)の蛋白質発現を減少させた。これらの結果は,AGP26bは潜在的治療抗血管新生剤として役立つ可能性があるという考えを支持する証拠を提供した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： マトリックスメタロプロテイナーゼ ,  in vitro実験 ,  *VEGF ,  MAPキナーゼ ,  毛細血管 ,  *ゼブラフィッシュ ,  血管新生 ,  リン酸化
準シソーラス用語： 蛋白質発現 ,  キナーゼ ,  Erk1/2 ,  焦点接着キナーゼ ,  srcファミリーキナーゼ ,  ヒト臍帯静脈内皮細胞 ,  *VEGF受容体2 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  血管系  (EJ04030O)

タイトルに関連する用語 (9件)： VEGFA ,  VEGFR2 ,  シグナル伝達経路 ,  遮断 ,  ゼブラフィッシュ ,  抗血管形成 ,  活性 ,  アンドログラホリド ,  誘導体