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J-GLOBAL ID：201702279114277680   整理番号：17A0454115

温暖化の克服に向けて 第17回 日本ナシの枝幹障害発生要因の解明

著者 (1件)： 大谷義夫 (栃木県農業試)
資料名： 果実日本
巻： 72  号： 4  ページ： 74-78  発行年： 2017年04月15日 
JST資料番号： L0963A  ISSN： 0913-8242  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,関東から東北地方の日本ナシで晩秋から早春に発生し,果実生産に大きな影響を及ぼしている「紫変色枝枯れ症」について調査・研究を行った。熊本~栃木の11県の農業試験場で栽植されている「豊水」について,脱馴化期の温度変化が結果枝に及ぼす影響を調査し,2~3月の-8°Cを含む温度変化による枝幹障害を再現した。休眠期のステージ別の低温耐性を調べ,初冬と早春に低温と高温が繰り返されると枝幹障害の発生が助長されることを明らかにした。このステージ別の差は,新梢中の水分含有率が初冬と早春に高いことと関係していた。障害発生度には品種差があり,「豊水」>「にっこり」>「幸水」であった。堆肥施用によって1年枝の窒素含有率が上昇すると「紫変色枝枯れ症」が発生した。

シソーラス用語： *ナシ ,  果樹 ,  *障害 ,  *植物病害 ,  耐凍性 ,  変色 ,  萎れ ,  枯死 ,  品種差 ,  含水量 ,  組織中濃度
準シソーラス用語： ニホンナシ ,  萎凋 ,  *紫変色枝枯れ症 ,  水分含有率 ,  生理障害 ,  窒素濃度 ,  *低温障害 ,  電解質漏出 ,  豊水

分類 (1件)： 植物の生理的障害一般  (FC04031L)

タイトルに関連する用語 (7件)： 温暖化 ,  日本 ,  ナシ ,  枝 ,  幹 ,  障害発生 ,  要因