文献

J-GLOBAL ID：201702279213572959   整理番号：17A0389200

プロピレン/プロパン分離のための上限線を超えるフレキシブル熱処理した3D PIM CD分子ふるい膜【Powered by NICT】

Flexible thermally treated 3D PIM-CD molecular sieve membranes exceeding the upper bound line for propylene/propane separation

著者 (3件)： Liu Jiangtao (Department of Chemical and Biomolecular Engineering, National University of Singapore, Singapore 117585. [e-mail]) ,  Xiao Youchang ,  Chung Tai-Shung
資料名： Journal of Materials Chemistry A. Materials for Energy and Sustainability  (Journal of Materials Chemistry A. Materials for Energy and Sustainability)
巻： 5  号： 9  ページ： 4583-4595  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0204B  ISSN： 2050-7488  CODEN： JMCAET  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ベータ-シクロデキストリン(β CD)(PIM CDと呼ばれる)を導入した固有ミクロ多孔性(PIM)の重合体は求核置換共重合を介して調製し,次いで熱的に300~600°Cの高温で処理した。熱的に不安定なCDの分解後に,CDにより占有された本来空間はポリマーマトリックス中のミクロ細孔と架橋点に変換する。熱的に誘起された三次元(3D)架橋ネットワークは,超微細細孔と相互接続したミクロボイドを有するだけでなく,プロピレン/プロパン分離のための優れた分子ふるい能を示した。熱処理した膜のC_3H_6/C_3H_8選択性が著しく増加し,元の未処理膜のそれに比べて約3倍であった。特に,300または400°Cで熱処理したPIM CD膜は柔軟で,純粋及び混合ガス試験の上部境界線を超えるC_3H_6/C_3H_8分離性能を示した。ガス収着等温線から観察されたように,CD単位のより高い含量を持つ膜は,より高いガス収着容量を有していた。さらに,熱処理後のPIM CD膜の拡散選択性は,PIM膜のものよりもより迅速に増加し,透過選択性に寄与した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 重合体 ,  細孔 ,  *三次元 ,  求核置換反応 ,  ネットワーク ,  *分子ふるい ,  共重合 ,  相互接続 ,  高温 ,  *熱処理 ,  混合気体
準シソーラス用語： ガス収着 ,  収着等温線 ,  分離性能 ,  マイクロポーラス , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  膜分離  (XD02120Z)

タイトルに関連する用語 (8件)： プロピレン ,  プロパン ,  上限 ,  熱処理 ,  3D ,  PIM ,  Cd ,  分子ふるい