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J-GLOBAL ID:201702279546710134   整理番号:17A0014137

コバルト,鉄,ニッケルをドープしたチタン酸バリウムセラミックの強磁性

Ferromagnetic properties of barium titanate ceramics doped with cobalt, iron, and nickel
著者 (7件):
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巻: 51  号: 23  ページ: 10429-10441  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: B0722A  ISSN: 0022-2461  CODEN: JMTSAS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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六方晶BaTiO3+0.04 BaO+x/2 Co2O3(0.0025≦x≦0.10)セラミックの磁気特性に及ぼす強還元性雰囲気中焼きなましの影響を調査した。1673Kで空気中焼結した試料を続いてH2/Ar流中1473Kで焼戻した。焼結ままの試料はもっぱら常磁性を示し,焼きなまし試料は300Kでの-90kOeと90kOeの範囲の測定で磁化の磁場依存性の明確な飽和を示した。また,磁化の磁場依存性は100Oeのオーダの抗電場を有するヒステリシスであった。両方の特性はTEMとEDXによる金属コバルトの析出として同定される強磁性領域を示した。コバルト析出物は析出物外の完全にCoフリーである正方晶粒にもっぱら見出された。明らかに,これらの正方晶粒は従来の六方晶粒のCo量が拡散プロセスによって金属Co粒子中へ濃縮される焼戻し過程中に形成された。したがって,粒のCoフリーマトリックスは焼きなまし温度1473Kで非ドープBaTiO3の平衡相である立方晶相に変態し,そして室温への冷却中に正方晶相に変態した。金属析出物のサイズは約20から100nmであった。焼きなまし温度の1373Kへと焼きなまし時間120から30分への両減少は最小粒径を変化させなかったが,非常にまれな析出が三重点か粒界でしか起こらなかった。EPR測定により強磁性析出の発生が確認された。300Kでは焼結ままのサンプルはCoEPR信号を示さず,強還元雰囲気中の焼きなましはCo析出物の強磁性共鳴信号による強く広い線をもたらした。調査をそれぞれBaTiO3+0.01 Fe2O3または0.02 NiOの公称組成サンプルの鉄またはニッケルのドーパントに広げて実施した。磁化の磁場依存性とEPRスペクトルはCoドープサンプルの場合と同様の結果を示した。従ってFeまたはNiドープBaTiO3セラミックでも強磁性が強還元雰囲気中の焼きなましで生じた。Copyright 2016 Springer Science+Business Media New York Translated from English into Japanese by JST.
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酸化物結晶の磁性 

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