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J-GLOBAL ID:201702280203025217   整理番号:17A0564916

Ulva lactuca多糖で修飾したセレンナノ粒子はNF-κB介在高レベル炎症を阻害することによって大腸炎を潜在的に軽減する

Selenium nanoparticles decorated with Ulva lactuca polysaccharide potentially attenuate colitis by inhibiting NF-κB mediated hyper inflammation
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巻: 15  号: Mar  ページ: 15:20 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7030A  ISSN: 1477-3155  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:セレン(Se)は必須微量栄養元素で,栄養抗酸化剤として確立されている。低セレン状態は,消化管に高レベル炎症を伴う炎症性腸疾患の進行を悪化させる。Seナノ粒子(SeNPs)は,特に天然の生体化合物で修飾すると,低毒性の抗炎症活性を示す。本研究では,Ulva lactuca多糖(ULP)で修飾したSeNPsの急性腸炎モデルマウスにおける有益効果を調べた。結果: ULPでコートした平均~130nm径のSeNPs(NLP-SeNPs)を構築し,それらの安定性と均一性を確認した。ULP-SeNPs(0.8ppm Se)の投与は,マウスのDSS-誘導性急性腸炎において体重減少および大腸炎症傷害の軽減などの有意保護効果を示した。ULP-SeNPsはマクロファージの浸潤を抑制する。このことは大腸組織域においてCD68レベルが減少したことから確認された。ULP-SeNPsの抗炎症効果は,IL-6およびTNF-αなどサイトカインの調整を伴うことを見出した。機構的には,ULP-SeNPsはこれら向炎症性サイトカインの転写を推進するNF-κBの核トランスロケーションを抑制することによってマクロファージの活性化を阻害した。結論:ULP-SeNPs投与は,その抗炎症作用を介して急性腸炎の症状を低減するための治療潜在力を提供すると考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消炎薬の基礎研究  ,  腸 

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