文献

J-GLOBAL ID：201702283820768245   整理番号：17A0369593

果物と野菜の収穫後の腐敗を制御するための誘導抵抗性【Powered by NICT】

Induced resistance to control postharvest decay of fruit and vegetables

著者 (6件)： Romanazzi Gianfranco (Department of Agricultural, Food and Environmental Sciences, Marche Polytechnic University, Via Brecce Bianche, 60131 Ancona, Italy) ,  Sanzani Simona Marianna (Department of Soil, Plant, and Food Sciences, University of Bari Aldo Moro, Via Amendola 165/A, 70126 Bari, Italy) ,  Bi Yang (College of Food Science and Engineering, Gansu Agricultural University, Lanzhou 730070, China) ,  Tian Shiping (Key Laboratory of Plant Resources, Institute of Botany, Chinese Academy of Sciences, Beijing 100093, China) ,  Gutierrez Martinez Porfirio (Integral Laboratory on Food Science and Biotechnology Research, Technological Institute of Tepic, 63175 Nayarit, Mexico) ,  Alkan Noam (Department of Postharvest Science of Fresh Produce, Volcani Center, Agricultural Research Organization, Bet Dagan 50250, Israel)
資料名： Postharvest Biology and Technology  (Postharvest Biology and Technology)
巻： 122  ページ： 82-94  発行年： 2016年 
JST資料番号： W1912A  ISSN： 0925-5214  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 収穫した果実と野菜の三分の1以上は消失し,主に収穫後の腐敗に起因する顧客に到達しなかった。過去10年間に,いくつかの収穫後殺菌剤を市場から除外されている,またはそれらの許容残基は有意に減少した。したがって,合成殺菌剤に替わる生態系に優しくて安全な代替案に関心が高まっている。誘導抵抗性が果物と野菜の収穫後腐敗を管理するための持続可能な戦略として注目を集めている。それらの自然抵抗性は種々の方法で増加させることができ,生物的防除資材あるいはそれらの分泌されたエリシターである。もう一つの方法として,UV-C,オゾン,と熱処理などの物理的手段は非生物的ストレスによる植物の抵抗性を刺激することが可能である。さらに,種々の防御関連植物ホルモン,生物学的エリシター,非有機エリシター,および揮発性有機化合物は,植物の抵抗性を誘導することが示された。過去数十年の間に,新技術は遺伝子発現の評価,定量的リアルタイムPCRおよび最近の次世代配列決定のような,生理的変化の定量化,種々の処理に応答した収穫前及び収穫後の誘導抵抗性に関する新しい知識を明らかにしたを可能にした。これらの技術は制御手段の収穫後適用の最適化を可能にし,これらのデータはin vivoでの有効性の評価を無視できなかった。宿主防御の誘発は病原体の耐性分離株の出現を防止する。誘導耐性が植物組織中のフェノール化合物のレベルの増加をもたらすことができ,それはヒトに非常に有益であることを抗酸化特性を持っていることが多い。さらに,誘導された抵抗性は天然ミクロフローラ,これは潜在的な生物的防除剤に富み,両生産者と消費者のための持続可能で安全であることを収穫後の腐敗の制御における複合アプローチを提供することを保存する。このアプローチは,EU指令128/2009を通して実施する農薬の持続可能な使用に関する総合的病害管理の要求に合致した。この総説では果実及び野菜の収穫後腐敗を制御する宿主防御の誘発の最近の成果と知識を要約し,この魅力的な被験者における新しい挑戦に関する展望を提供する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： ヒト ,  エリシター ,  植物ホルモン ,  *野菜 ,  消費者 ,  生物的防除 ,  ミクロフローラ ,  最適化 ,  オゾン ,  生態系 ,  揮発性有機化合物 ,  生物農薬
準シソーラス用語： 非生物的ストレス ,  UV-C ,  *誘導抵抗性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 生物刺激剤 ,  エリシター ,  誘導全身抵抗性 ,  抵抗性誘導剤 ,  全身獲得抵抗性

分類 (1件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 果物 ,  野菜 ,  収穫 ,  腐敗 ,  誘導抵抗性