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J-GLOBAL ID:201702287299110331   整理番号:17A0479723

地域資源を活用した再生可能エネルギー等の利活用技術の開発-草本を利用したバイオエタノールの低コスト・安定供給技術の開発-第4章 バイオエタノール製造プロセス最適化のための原料変換特性の総合評価 1 原料の前処理・糖化特性評価及び一貫試験評価

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号: 572  ページ: 102-110  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(ア)草本原料素材のCaCCOプロセスでの糖化特性評価:CaCCO前処理条件を検討し,原料試料の多検体評価に対応可能な,変換特性の簡易評価方法を策定し,原料育種課題より提供されたエリアンサス等の多数の品種・系統について,原料特性及び簡易評価法による変換特性評価を行った。二年間の評価を通し,エリアンサスのKO1やススキの塩塚等,糖化性が良い品種を特定するとともに,リグニン含量が少なく,乾物原料当たりの糖収量が高い傾向があるなど,低コスト変換が可能な原料素材の開発につながる情報を取得した。(イ)ベンチスケール規模でのバイオエタノール製造一貫試験評価:主要な原料を用いた一貫変換試験を行って得られたデータをコスト評価・LCA評価等に活用し,問題点・改善点等を抽出した。抽出点やラボスケール評価結果を基に,工程・変換条件等を改善した結果,各原料共に糖可溶化率は75%前後,エタノール収量は0.24L/kg-原料程度となった。また,発酵工程に関しては,SIF,SSF,SHFの順で収量が高かった。(ウ)エタノール製造プロセス低コスト化に向けた各工程の再評価:コスト・環境負荷評価課題と連携したコスト要因分析より挙げられた,変換コスト及び環境負荷の低減に向けて改善すべき点ついて,ラボスケール及びベンチスケールでの評価・検討を行った。糖化酵素量の低減に関しては,糖化酵素の利用法等を改善・最適化することで,50-60%程度に低減可能と評価。発酵残渣の有効利用技術については,蒸留固形残さを繊維画分及びコロイド画分に分画し,それぞれ燃焼処理や好気的分解による堆肥化及びリグニン等の有価物抽出原料としての利用の可能性を提案した。加圧容器使用数・時間の低減については,エリアンサス原料の加熱条件を100°C,2時間に置き換え可能であること,加圧糖化工程を72時間から24時間に短縮可能であることをそれぞれ明らかにし,加圧容器数を削減できる可能性を示した。本評価結果をコスト・環境負荷評価課題に提供し,プロセス評価に活用した。(著者抄録)
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分類 (2件):
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エネルギーに関する技術・経済問題  ,  発酵生産一般 
タイトルに関連する用語 (15件):
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