文献

J-GLOBAL ID：201702289423748405   整理番号：17A0751906

マグネサイトのレオロジー【Powered by NICT】

Rheology of magnesite

著者 (5件)： Holyoke Caleb W. (Department of Geology and Geophysics, Texas A&M University, College Station, Texas, USA) ,  Holyoke Caleb W. (Now at Department of Geosciences, University of Akron, Akron, Ohio, USA) ,  Kronenberg Andreas K. (Department of Geology and Geophysics, Texas A&M University, College Station, Texas, USA) ,  Newman Julie (Department of Geology and Geophysics, Texas A&M University, College Station, Texas, USA) ,  Ulrich Christopher (Department of Geology and Geophysics, Texas A&M University, College Station, Texas, USA)
資料名： Journal of Geophysical Research: Solid Earth  (Journal of Geophysical Research: Solid Earth)
巻： 119  号： 8  ページ： 6534-6557  発行年： 2014年 
JST資料番号： W2388A  ISSN： 2169-9313  CODEN： JGREA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マグネサイトとそれらの相当する流れ則の変形機構を決定するために,広い温度範囲(400 1000°C)と歪速度(10~ 7 10~ 4/s)の二種の天然マグネサイト凝集体(粒径1対100μm)を変形した。細粒マグネサイトを用いた実験は,300MPaの一定の有効圧力(=封圧-CO_2圧力)でハードガス閉込め媒質岩石変形装置で行った。粗粒マグネサイトを用いた実験は,900MPaの一定の有効圧力でGriggsピストン-シリンダ岩石変形装置で行った。低温(T<600°C,ひずみ速度=10~ 5/s)では両マグネサイト凝集体は転位すべりが支配的結晶塑性機構により変形する。より高い温度では粗粒マグネサイトは転位クリープによる変形と細粒マグネサイトは拡散クリープにより変形する。低温塑性,転位クリープと拡散クリープによるマグネサイト変形の強度の歪速度と温度依存性は,19.7年,3.0年,および1.1の応力指数(n)と活性化エンタルピー229%,410%,209kJ/molのべき乗則流れ則により記述できた。低温塑性データの強さも活性化エンタルピーは233kJ/molでα=0.022MPa~( 1)指数流動則を用いて記述できる。自然条件への流れ則の外挿は,マグネサイトである類似した粒径を仮定した方解石とドロマイトよりも一般的に強いことを示した。しかし,その強度は地球のマントル中の全ての条件でかんらん石よりも低い大きさの桁であり,延性不安定性による深発地震を促進するかもしれない。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 温度依存性 ,  粒径 ,  不安定性 ,  *マグネサイト ,  岩石 ,  低温 ,  *レオロジー ,  変形 ,  歪速度 ,  かんらん石 ,  方解石 ,  塑性 ,  凝集体 ,  延性
準シソーラス用語： 転位クリープ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： マグネサイト ,  炭酸塩レオロジー ,  深発地震

分類 (1件)： 地球の内部構造・組成  (DC03080O)

タイトルに関連する用語 (2件)： マグネサイト ,  レオロジー