文献

J-GLOBAL ID：201702291881768354   整理番号：17A0446417

水熱前処理により増強された都市固形廃棄物の2相嫌気性消化:生存性,性能と微生物群集の評価【Powered by NICT】

Two-phase anaerobic digestion of municipal solid wastes enhanced by hydrothermal pretreatment: Viability, performance and microbial community evaluation

著者 (6件)： Li Wei (College of Engineering (Key Laboratory for Clean Renewable Energy Utilization Technology, Ministry of Agriculture), China Agricultural University, Beijing 100083, PR China) ,  Li Wei (Department of Environmental Engineering, School of Environment, Tsinghua University, Beijing 100084, PR China) ,  Guo Jianbin (College of Engineering (Key Laboratory for Clean Renewable Energy Utilization Technology, Ministry of Agriculture), China Agricultural University, Beijing 100083, PR China) ,  Cheng Huicai (Biology Institute, Heibei Academy of Sciences, Shijiazhuang 050081, PR China) ,  Wang Wei (Department of Environmental Engineering, School of Environment, Tsinghua University, Beijing 100084, PR China) ,  Dong Renjie (College of Engineering (Key Laboratory for Clean Renewable Energy Utilization Technology, Ministry of Agriculture), China Agricultural University, Beijing 100083, PR China)
資料名： Applied Energy  (Applied Energy)
巻： 189  ページ： 613-622  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0097A  ISSN： 0306-2619  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の固体廃棄物にHTPを印加したとき,有機物加水分解性および難分解性メラノイジン生成の間のトレードオフが常に存在するため都市固形廃棄物(MSW)からのバイオガス生産の効率を改善するために水熱前処理(HTP)の生存率は不明である。本研究では,廃活性スラッジ,果物と野菜残基,と台所廃棄物を含むMSW,HTPがある場合とない場合は単相および二相嫌気性消化槽で消化した。二相嫌気性消化におけるMSWの比バイオガス生産によると,HTPにより有意に高められたが,利益はメラノイジン生成のために1相嫌気性消化で見出されなかった。酪酸タイプ発酵は酸生成相における支配的な場合に水熱的に前処理したMSWの比バイオガス生産はまたはHTP(0.53Lと0.55Lバイオガス/L供給/gVS_添加)の有無の1相嫌気性消化におけるMSWのそれよりも二相嫌気性消化(0.71Lバイオガス/L供給・g VS_添加)ではるかに高かった。これらの知見は,HTP過程で形成された難分解性メラノイジンは酸生成消化槽で除去されたことを示した。以前の研究とは異なり,pHは97mVの高い酸化還元電位値と4.0 4.5の範囲で調整した場合,エタノール型発酵よりもむしろ,混酸タイプ発酵は水熱前処理した原料を供給した酸生成消化槽で観察された。混合酸型原料の比バイオガス生産は僅か0.59Lバイオガス/L供給・g VS_を添加した,これは酪酸型原料のそれより低かった。微生物群集構造は,pH値に依存せず,酸生成消化槽の基質特異的であった。HTP基板と酸生成消化槽では,Firmicutes門とBacteroidetesは増加し,その際可能性があるHTP原料中の可溶性糖と蛋白質の増加した含有量に起因した。四の定義されたシナリオのエネルギー収支推定は,MSW処理における複合HTP及び二相ADは他の三シナリオに比べて50.5 97.4%高い正味エネルギー出力を達成できることを示した。これはHTP及び二相ADの複合プロセス蛋白質と糖の豊富な原料の処理における有望な代替方法であることを可能にする。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 酸化還元電位 ,  *嫌気性処理 ,  エネルギー収支 ,  *前処理 ,  *嫌気性 ,  生存率 ,  バイオガス ,  メラノイジン ,  基質 ,  消化槽 ,  活性汚泥 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪酸
準シソーラス用語： 活性スラッジ ,  微生物群集構造 ,  バイオガス生産 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 水熱前処理 ,  2相嫌気性消化 ,  都市固形廃棄物 ,  発酵型 ,  微生物群集構造 ,  エネルギー収支

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (2件)： エタノール ,  酪酸

タイトルに関連する用語 (8件)： 水 ,  前処理 ,  増強 ,  都市固形廃棄物 ,  嫌気性消化 ,  生存 ,  微生物群集 ,  評価