文献

J-GLOBAL ID：201002200180498747   整理番号：10A0580225

ダム直下への発電放流水流入はダムの影響を低減するか?-河床付着膜,底生動物を対象に-

著者 (3件)： 皆川朋子 (福岡大 工) ,  河口洋一 (徳島大 大学院ソシオテクノサイエンス研究部) ,  萱場祐一 (土木研 つくば中研 水環境研究グループ 自然共生研究セ)
資料名： 土木技術資料  (月刊土木技術資料)
巻： 52  号： 6  ページ： 42-43  発行年： 2010年06月01日 
JST資料番号： G0921A  ISSN： 0386-5886  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 発電後の放流水がダム直下に流入している巌木ダムおよび放流水の流入がなく,流域の地質,ダムの運用などが類似している伊岐佐ダムの上流,下流にサイトを設け調査した。各調査サイト内の瀬にそれぞれ8つの調査地点を設定し,河床付着膜,底生動物および環境要素,表層河床材料の被度,流下有機物および堆積有機物などを調査分析した。その結果,1)伊岐佐ダムでは,ダム下流でしばしば指摘されている特徴と同様の傾向を示した,2)巌木ダム下流では動植物プランクトン流下密度が小さく,砂や小礫などの割合が伊岐佐ダムより大きいなど,がダムの影響低減に寄与した,などの知見を得た。

シソーラス用語： *ダム ,  水 ,  膜 ,  *底生動物 ,  度 ,  有機物 ,  プランクトン
準シソーラス用語： *河床付着膜 ,  被度 ,  放流水 ,  発電放流水

分類 (2件)： ダム付帯設備,水路工作物  (RC16020O) ,  河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (2件)：

• ダムと下流河川の物理環境との関係についての捉え方一下流河川の生物・生態系との関係把握に向けて一: 国土技術政策総合研究所環境研究部、土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター、国総研資料第521号・土木研究所資料第4140号、2009
• 厳木ダムにおける清流バイパスによるダム下流環境改善効果の検証: 池本亮二、河口洋一、片野泉、皆川朋子、田代喬、萱場祐一、島谷幸宏、第10回応用生態工学会講演集、2006

タイトルに関連する用語 (6件)： ダム ,  発電 ,  放流水 ,  流入 ,  河床 ,  底生動物