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J-GLOBAL ID：201002209413328208   整理番号：10A0586771

テラヘルツ帯での伝送線路型超伝導検出器の設計

著者 (4件)： 高橋研太 (理研) ,  有吉誠一郎 (理研) ,  野口卓 (NAOJ) ,  大谷知行 (理研)
資料名： 低温工学・超電導学会講演概要集  (低温工学・超電導学会秋季講演概要集)
巻： 82nd  ページ： 129  発行年： 2010年05月12日 
JST資料番号： G0564B  ISSN： 0919-5998  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光周波数が1THz以上で動作する高効率検出器,伝送線路型超伝導検出器の研究開発を進めている。これは超伝導トンネル接合素子(STJ)を用いたクーパー対破壊型検出器の一つで,超伝導ギャップ周波数以上(超伝導材料にNbを用いた場合は約0.7THz以上)で動作する。この伝送線路型STJ検出器の特長は,超伝導体-絶縁体-超伝導体(SIS)の3層膜構造の接合長を十分長く取ることにより,ほぼ100%の光検出効率が期待できる点にある。本検出器は従来の微小SIS接合を用いた検出器を上回る高い検出感度を秘めており,将来的にはテラヘルツ帯での天文応用や産業応用への展開が期待される。本講演では,検出器設計に関する伝送線路の物理と数値計算を中心に発表し,その後の検出器作製や性能評価についても述べる予定である。

シソーラス用語： *電磁波 ,  *伝送線路 ,  超伝導 ,  *検出器 ,  準粒子 ,  減衰定数 ,  インピーダンス整合 ,  トンネル接合 ,  *超伝導接合 ,  *テラヘルツ波
準シソーラス用語： サファイア基板 ,  *テラヘルツ ,  吸収効率 ,  *超伝導トンネル接合

分類 (2件)： 赤外・遠赤外領域の測光と光検出器  (BD07032W) ,  Josephson接合・素子  (BM04043E)

タイトルに関連する用語 (5件)： テラヘルツ ,  伝送線路 ,  超伝導 ,  検出器 ,  設計