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J-GLOBAL ID：201002210233734591   整理番号：10A1001899

資源回収とリサイクル技術 使用済み電子部品からの貴金属のバイオ利用回収

著者 (3件)： 小西康裕 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  玉置洸司郎 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  中川智貴 (大阪府大 大学院工学研究科)
資料名： ケミカルエンジニヤリング  (Chemical Engineering (Tokyo))
巻： 55  号： 10  ページ： 743-748  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： F0134A  ISSN： 0387-1037  CODEN： CMNGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 既存の化学的,物理的回収法とは異なり,常温・常圧下での微生物反応を利用して貴金属が回収できれば,そのプロセスに投入されるエネルギーや資源が少なく,必然的に副生する廃熱や廃棄物も少ない回収技術になる。本稿では,貴金属イオンの還元機能をもつ細菌によるバイオミネラリセーションについて解説するとともに,これを利用する貴金属のバイオ利用回収法について紹介した。還元細菌を利用する貴金属の分離濃縮・ナノ粒子化回収法は,エネルギーと化学物質の使用量を大幅に削減できるとともに,バイオ回収速度が大きいという特長がある。したがって,簡便で迅速に,しかも環境負荷を低減して,都市鉱山から貴金属が回収できるようになる。このようなバイオ回収技術は,コンパクトで低コストであることから分散型社会に適しており,地域ごとの使用済み電子部品のリサイクル事業にも貢献できる。

シソーラス用語： リサイクル ,  *電子部品 ,  固形廃棄物 ,  産業廃棄物 ,  *貴金属 ,  *微生物学的反応 ,  省エネルギー ,  省資源 ,  金属イオン ,  還元 ,  *細菌 ,  *無機化 ,  分離 ,  濃縮 ,  ナノ粒子 ,  環境影響 ,  再生資源 ,  析出 ,  pH依存性 ,  Vibrionaceae ,  プリント基板 ,  塩酸 ,  硝酸 ,  浸出液 ,  *有用物質回収 ,  連続操作 ,  大量生産 ,  廃棄物処理 ,  都市鉱山
準シソーラス用語： Shewanella algae ,  Shewanella oneidensis ,  *バイオミネラリゼーション ,  王水

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  電気・電子部品一搬  (NA05010H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 資源回収 ,  リサイクル ,  使用済み ,  電子部品 ,  貴金属