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J-GLOBAL ID：201002220799949159   整理番号：10A0186951

熱年代学的手法を用いた茂住祐延断層周辺岩石の熱履歴の分析

著者 (7件)： 郁芳隨徹 (京大 大学院理学研究科) ,  長谷部徳子 (金沢大 環日本海域環境研究セ) ,  山田国見 (日本原子力研究開発機構) ,  田上高広 (京大 大学院理学研究科) ,  渡邊裕美子 (京大 大学院理学研究科) ,  山田隆二 (防災科学技術研) ,  荒井章司 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： フィッション・トラックニュースレター  (Fission Track News Letter)
号： 22  ページ： 29-30  発行年： 2009年10月31日 
JST資料番号： L6631A  ISSN： 1340-900X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 茂住祐延断層調査坑道(480m)内の手取層群の砂岩,頁岩から,坑口から異なる距離において14試料を採取し,試料からジルコンを分離して14試料のFT年代測定(ZFT)と3試料の(U-Th)/He年代測定(ZHe)を行なった。ZFTでは,坑口から335m地点付近の断層のあるところでは熱の影響を大きく受け,ZFTが消滅することにより年代値が若返ることが分かった。ZHeでは,ZFTよりも年代が若い傾向があり,この結果から加熱イベントの熱源は断層運動によるものではない可能性が高いことが示唆された。

シソーラス用語： 年代測定 ,  *フィッション-トラック法年代測定 ,  坑道 ,  *断層運動 ,  熱源
準シソーラス用語： *(U-Th)/He年代測定 ,  茂住祐延断層調査坑道

分類 (2件)： 年代測定  (DD01050W) ,  構造地質学・テクトノフィジクス一般  (DE04010C)

引用文献 (5件)：

• Brix, M. R., Stockhert, B., Seidel, E., Theye, T., Thomson, S. N., Kuster, M., 2002. Thermotectonic data from a fossil zircon partaial annealing zone in high pressurelow temperature rocks of eastern and central Crete, Greece. Tectonophysics 349, 309-326.
• 金沢 淳, 富山 眞吾, 及川 輝樹, 梅田 浩司., 2005. 地質温度計による熱履歴の調査手法について. サイクル機構技法26.
• Kusuhashi, N., Matsumoto, A., Murakami, M., Tagami, T., Hirata, T., Iizuka, T., Handa, T., Matsuoka, H., 2006. Zircon U-Pb ages from tuff beds of ipper Mesozoic Tetori Group on the Shokawa district, Gifu Prefecture, central Japan. Island Arc 15, 378-390.
• Murakami, M., Yamada, R., Tagami, T., 2006. Short-term annealin characteristics of spontaneous fission tracks in zircon: A qualitative description. Chemical Geology 227, 214-222.
• Yamada, R., Murakami, M., Tagami, T., 2007. Statistical modeling of annealing kinetics of fission tracks in zircon; Reassessment of laboratory experiments. Chemical Geology 236, 75-91.

タイトルに関連する用語 (7件)： 熱年代学 ,  手法 ,  断層 ,  周辺 ,  岩石 ,  熱履歴 ,  分析