抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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春季およびその前後の時期において,ブルーム進行状態の異なる様々な定点で高頻度に調査することにより,春季ブルーム期を中心とした親潮域のウルトラ植物プランクトンの動態を明らかにした。ウルトラ真核植物プランクトンは,ブルーム開始前から成長期に増加し,減退期に減少した。Synechococcusは,ブルーム成長期に減少し,減退期にも減少したが,一部の測点では増加した。クリプト藻は,ブルーム開始前から減退期まで現存量の大きな変化は見られなかった。本研究により,親潮域での春季ブルーム期におけるウルトラ植物プランクトンの現存量の減少は,ブルームの成長期から減退期へと段階的に進行する現象であることが示された。(著者抄録)