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J-GLOBAL ID:201002230030044957   整理番号:10A1043852

砂漠化進行畑作圃場における土壌の塩類集積に対する作物の物質吸収機能の影響 -作物の蒸散と土壌面蒸発の影響評価-

Root Absorptive Functions Drive Salt Accumulation in Crop Fields under Desertification I. Effects of Leaf Transpiration and Soil Evaporation
著者 (11件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 93-99 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: L1390A  ISSN: 1347-0485  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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特に作物の根の吸収機能の効果に注目し,大規模な土壌カラムシステムを利用して土壌断面内の水とイオンの輸送及び塩の蓄積を調査した。この土壌カラムシステムには水の上向フラックス(即ち蒸発速度)と土壌水含有量を測定するオンラインシステムを装着した。土壌断面におけるイオンの分布と蓄積及び作物木質の樹液をイオンクロマトグラフィで分析した。トウモロコシ栽培カラムと非被覆土壌表面,及びトウモロコシ栽培カラムと土壌表面蒸発を防ぐために被覆した土壌表面の水損失の比較は,根の水吸収(即ち蒸散)が蒸発散の約75%を占めることを示した。これは,根の水吸収が地下水から根圏への輸送水とイオンの最も重要なドライビングフォースであることを示唆する。それに対し,NaClのような水溶性塩はほとんど吸収されず,多くが根圏に残った。さらに,土壌表面の蒸発は根圏から土壌表面への水及び塩の上向き移動を駆動し,土壌表面への塩の蓄積を増加させた。このように,塩の蓄積は作物の根による活発な水の取込と選択的なイオン吸収により引き起こされ,これらの効果は地下水の塩分と乾燥・半乾燥地域で見られる高い蒸発要求によって増強され得る。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌学一般  ,  作物栽培一般 

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