抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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テラヘルツ波のESRには強磁場が必要である。g=2の試料で約35Tが必要である。このためには小型化の観点からパルス磁場が使用される。また共振器のサイズも0.3mmであり,試料量が小さくなり感度が低くなる。そこで共振器を使わないで,吸収に伴う磁化を,試料を貼り付けたマイクロカンチレバ(電気抵抗の変化により検出)ーにより検出するESR装置を開発中である。Co-Tutton塩,Co(NH
4)
2(SO
4)
2・6H
2Oの単結晶での測定例を示した。パルス磁場を掃引しながら磁気トルク変化を測定した。80GHzの電磁波照射のON,OFFによる磁気トルク変化の差異から,ESRスペクルが得られることを示した。推定感度は約1.22×10
11spins/Gであり,50Tの磁場では約10
7spins/Gの感度が期待される。