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J-GLOBAL ID：201002242783627848   整理番号：10A0461042

ホタテ貝殻による水質浄化について-有効性に関する室内試験-

著者 (5件)： 宮地竜郎 (東京農大 生物産業) ,  中川智行 (岐阜大 応用生物科学) ,  村松良樹 (東京農大 生物産業) ,  藤村朱喜 (東京農大 生物産業) ,  中川純一 (東京農大 生物産業)
資料名： 環境管理技術  (Journal of Environmental Control Technique)
巻： 28  号： 2  ページ： 15-20  発行年： 2010年04月30日 
JST資料番号： L7784A  ISSN： 0289-1557  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道ではホタテ貝養殖による約20万トンの貝殻が水産廃棄物として排出され,その半数近くは産業廃棄物として焼却や埋め立て処分されている。北海道ではジャガイモ澱粉工場も多く,BOD値は比較的低いが排水量の多いため低コストの排水処理技術が求められている。そこで,ホタテ貝殻を用いた生物膜法による澱粉工場廃水浄化の基礎研究を行った。実験は曝気の有無による他の接触濾材(木炭とガラスビーズ)との比較を行った。その結果,ホタテ貝殻が接触濾材として実用になることがわかった。また,曝気法ではエアポンプによる曝気にコストがかかるため,薄層流法の試験を行った。その結果,接触曝気法と比較して浄化効率は低下するが,傾斜地を利用することによって実用可能と思われた。

シソーラス用語： *接触曝気法 ,  生物膜 ,  ホタテガイ ,  *貝殻 ,  濾材 ,  ジャガイモ ,  澱粉 ,  工場廃水 ,  *廃水処理 ,  産業廃棄物 ,  BOD【水質】 ,  COD【水質】 ,  水質汚濁 ,  水質汚濁物質 ,  廃物利用 ,  資源再生 ,  浄水
準シソーラス用語： 資源化 ,  水産廃棄物 ,  接触濾床法 ,  微生物膜

分類 (2件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (15件)：

• 山岸 暢, 可児 浩, 吉田昌充, 内山智幸, 長野伸泰, 蓑島裕典: ホタテ貝殻/ポリプロピレン複合材の材料特性, 北海道立工業試験場報告, No.302, 59-65(2003)
• 工藤 明, 泉 完: 豊かで快適な環境の創造18ホタテ貝を用いた水質浄化の取組み--廃堰の水質実態と水質環境改善--, 農学生命研究からみた青森県農業の優位性青森県「飛躍の芽」発掘事業弘前大学農学生命科学部報告書平成11年, 124-129(1999)
• 工藤 明: 農村地帯の水質環境とホタテ貝殻による水質改善, 水, Vol.24, No.10, 20-27(2000)
• 浅利 満: ホタテ貝殻と間伐材の木炭を活用した水質浄化の取組み--春の小川づくり推進事業--, 農業土木学会誌, Vol.73, No.9, 823-824(2005)
• 平澤紘史, 浦尻祐樹, 原田正光: ホタテ貝殻粉末を用いた水質浄化材の開発, Equal, Vol.19, 48-51(2006)

タイトルに関連する用語 (4件)： ホタテ貝殻 ,  水質浄化 ,  有効性 ,  室内試験