抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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化学物質規制・管理は,ハザ-ドベ-スによる規制対応からリスクベ-スによる規制プラス自主管理へと,世界各国が変革の時を迎えている。ところが土壌汚染対策は不動産価値の低下に直結するものとみなされ,施主である土地所有者や購入者は汚染の存在そのものを否定する傾向にあり,自主的なリスク評価に基づく管理が進み難い現状にある。しかしながら,化学物質規制・管理の世界的な潮流を背景に,土壌汚染対策においても規制と自主管理のバランスの取れたリスクベ-スの取り組みが求められ,その積極的な取り組みが,リスク管理による環境保全と土地の有効利用という経済性の両立につながると期待される。化学物質規制・管理および汚染対策の国内外の現状を比較し,化学物質管理という一側面から見た,土壌環境汚染対策・監視・防止のためのリスク評価の必要性を提言した。