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J-GLOBAL ID：201002282131959034   整理番号：10A1198417

若年層における低炭素型行動形成メカニズムに関する研究

MECHANISM OF FORMING LOW CARBON BEHAVIOR IN YOUNGER GENERATIONS

著者 (1件)： 川本清美 (北海道教大 教育)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 38  ページ： 119-126  発行年： 2010年10月23日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年は地球温暖化問題を誘発する温室効果ガスの排出量削減が重要課題であるが,家庭や業務部門が排出する二酸化炭素量は漸増傾向である。二酸化炭素排出量を削減するため個人のライフスタイルを変革するのは困難であるが,ライフスタイルが確立する前の若年層に省エネルギーなど低炭素型行動を育成すると削減効果が期待できる。約5年の年齢差がある小学生や中学生,大学生を対象に質問形式でアンケート調査し,731の有効回答をロジットモデルや共分散構造分析法でデータ解析した。情報メディアの貢献は低年令層で高く,行動の有効性認知と社会資本の影響は年令層の上昇と共に漸増した。若年令層の意識調査データを利用し,低炭素型行動を選択する動機付け手法も提示した。

シソーラス用語： 地球温暖化 ,  *温室効果ガス ,  二酸化炭素 ,  *大気管理 ,  *動機づけ ,  ライフスタイル ,  意識調査 ,  アンケート ,  質問分析 ,  小学校 ,  中学校 ,  大学 ,  *省エネルギー ,  環境保全 ,  ロジットモデル ,  行動科学
準シソーラス用語： 共分散構造分析 ,  低炭素社会

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  大気管理  (SB03030X) ,  エネルギー利用と環境との関係  (LE01000E)

引用文献 (19件)：

• 環境省: 日本の温室効果ガス排出量, 2008. http://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg/2008sokuho.pdf
• 土木学会: モビリティ・マネジメントの手引き, pp.5-23, 2007.
• 広瀬幸雄: 環境行動の社会心理学, pp. 40-49, 北大路書房, 2008.
• 大友章司・広瀬幸雄・大沼進・杉浦淳吉・依藤佳世・加藤博和: 環境に由慮した交通手段選択行動の規定因に関する研究-パーク・アンド・ライドの促進に向けた社会心理学的アプローチ-, 土木学会論文集, 772 (IV-65), pp203-213, 2004.
• 粟島英明・工藤祐揮: 二酸化炭素排出削減につながる行動実践の規定因の分析, 環境情報科学論文集, 23, pp245-250, 2009.

タイトルに関連する用語 (4件)： 炭素 ,  行動 ,  メカニズム ,  研究