抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,地図案内情報や位置情報管理サービスが,個人や仕事で使われている。これらのサービスは,携帯電話やPDAを使って,移動中にも使用されることが多い。しかし,これらのモバイル端末では,ユーザは片手で把持し,画面を注視して使用することを前提としている。また,頭部・胴体の姿勢に基づいた行き先表示などの身体性を考慮した情報提示を行うことが難しい。そこで本稿では,ユーザの腰部に小型プロジェクタを装着し,床に情報を投影することでこれらの問題を解決することを提案する。さらに,ユーザが歩行時であっても情報を見易い様に,床に安定して表示するための投影安定化手法を提案する。具体的には,まず,ユーザの見やすさに支配的な影響を与えているプロジェクタの動き成分を,シミュレータを使った解析により明らかにした。次にその結果を基に,ジャイロセンサを使って支配的な回転移動成分の影響を打ち消すような独自の安定化を実装した。そしてその効果を確かめる被験者実験の効果,提案手法が見易さを向上させることが確認できた。(著者抄録)