抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿ではX線の透過の強弱に加えてX線のもつエネルギーを測定し新しいイメージングの次元に加えるフォトンカウンティング検出器とこれを応用したX線液体危険物検査装置について述べた。検出器では,検出素子レベルからの低ノイズ化,アナログ回路の高精度化に加えDSPでのデジタル処理の新しい検出アルゴリズムなどによりリアルタイムのエネルギースペクトル出力ができ,高エネルギー分解能と高ドーズ量の両立を実現した。また,このエネルギースペクトルの活用には高度な物理学を必要とするため専門知識なしにユーザーが必要な情報が得られるようにするソフトウェアも開発中である。一方,検出器応用のX線液体危険物検査装置では,液体のX線吸収のエネルギー依存性を透過吸収スペクトルとしてデータ蓄積して比較することで正しい内容物か危険物かを判断させた。