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J-GLOBAL ID：201002291935450397   整理番号：10A0521019

阿蘇海で養殖されたホンダワラ科褐藻アカモクの生長と生残

Growth and survivorship of Sargassum horneri (Sargassaceae, Phaeophyta) cultivated in Aso Bay, Sea of Japan.

著者 (4件)： 西垣友和 (京都府農林水技セ 海洋セ) ,  山本圭吾 (京都府農林水技セ 海洋セ) ,  遠藤光 (京都府農林水技セ 海洋セ) ,  竹野功璽 (京都府農林水技セ 海洋セ)
資料名： 京都府農林水産技術センター海洋センター研究報告
号： 32  ページ： 23-27  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： Y0304A  ISSN： 2185-3908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 閉鎖性内湾である阿蘇海におけるホンダワラ科褐藻アカモクの生長および生残特性を把握するために,2008年10月に水深0.5~3mに人工種苗を沖出しして養殖試験を行った。11月以降全長が急激に伸長し,2009年1月に最大値を示し,水深が深いほど長かった。生残率は1月まで高い値を維持した。1月以降塩分が著しく低下し,全長の減少,生残率の低下および葉状部や気胞の脱落が起こった。阿蘇海においてアカモクは秋季には良好な生長および生残を示すが,冬季には耐性限界を超える低塩分によって生育状態が悪化することが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ホンダワラ科 ,  褐藻類 ,  湾 ,  京都府 ,  *養殖
準シソーラス用語： Sargassum horneri ,  *アカモク ,  阿蘇海 ,  人工種苗 ,  水産養殖 ,  *生残 ,  *生長 ,  閉鎖性内湾

分類 (3件)： 海藻類  (FH02040G) ,  発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (16件)：

• 秋田県, 新潟県. 2005. アカモク. ホンダワラ類等有用海藻類の増養殖技術開発に関する研究総括報告書. 14-28.
• Hirata H., Kohirata E., Guo F., Xu B. T., Danakusumah E. 1993. Culture of the sterile Ulva sp.(Chlorophyceae) in a mariculture farm. SUISANZOUSHOKU, 41: 541-545.
• 池原宏二. 1987. 日本海における食用としてのホンダワラとアカモク. 藻類, 35: 233-235.
• 京都府. 2002a, 2002b, 2004, 2005, 2006. 平成12, 13, 14, 15, 16年度公共用水域及び地下水の水質測定結果. 京都府企画環境部環境管理課, 京都.
• 丸伊 満, 稲井宏臣, 吉田忠生. 1981. 北海道忍路湾におけるホンダワラ類の生長と成熟について. 藻類, 29: 277-281.

タイトルに関連する用語 (7件)： 阿蘇海 ,  養殖 ,  ホンダワラ科 ,  褐藻 ,  アカモク ,  生長 ,  生残