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J-GLOBAL ID：201002292338070458   整理番号：10A0453836

夏季の伊予灘における底部冷水 III:植物プランクトン

著者 (5件)： 吉江直樹 (愛媛大 CMES) ,  藤井直紀 (愛媛大 CMES) ,  小森田智大 (愛媛大 CMES) ,  郭新宇 (愛媛大 CMES) ,  武岡英隆 (愛媛大 CMES)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2010  号： 春季  ページ： 81  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,伊予灘・豊後水道における植物群集構造の時空間分布をサイズ分画Chl.aを高頻度・広域に観測することにより明らかにしたものである。晩春から初夏にかけて,伊予灘ではナノ・ピコサイズの小型植物群が優占したが,底部冷水では通年ケイ藻が優占し表層のケイ藻の集積のためと考えられた。晩夏から秋にかけては,ケイ藻ブルームが生じ,底部冷水の崩壊に伴う表層への栄養塩供給が重要であると考えられた。伊予灘・豊後水道においては,佐田岬フロント部のChl.a濃度が最も高く,海峡部における活発な潮汐混合による栄養塩供給の重要性が示唆された。本研究は今後の瀬戸内海における生態系モデル開発に重要な知見となるであろう。(著者抄録)

シソーラス用語： *海底 ,  *冷水塊 ,  *植物プランクトン
準シソーラス用語： *伊予灘 ,  *群集構造 ,  生態系モデル

分類 (3件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G) ,  生態系  (EE01040P) ,  沿岸海洋物理学  (DC06060N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 夏季 ,  伊予灘 ,  冷水 ,  植物プランクトン