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J-GLOBAL ID：201002294101409801   整理番号：10A1546604

あと施工アンカーを用いずに補強した鉄筋コンクリート架構の耐力評価に関する研究 鉄筋コンクリート壁板補強の性状と接合面での摩擦の効果

SHEAR STRENGTH OF SEISMIC RETROFITED R/C FRAMES WITHOUT ANCHOR BOLTS: Behavior of the frames with R/C wall and effects of frictions at the frame-wall joints

著者 (5件)： 金田和浩 (大成建設 技術セ) ,  林静雄 (東京工大 建築物理研セ) ,  大村哲矢 (東京都市大 工) ,  中村敏治 (大成建設 技術セ) ,  藤村太史郎 (大成建設)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 658  ページ： 2239-2246  発行年： 2010年12月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1995年の兵庫県南部地震において,被害を被った建物の多くは,新耐震設計法が導入された1981年以前に建設されたものであり,それらは,架構を構成する柱や梁が降伏した後の性状が不明で,保有耐力やじん性が不足しているものが多い。本報では,RC壁板を用いたアンカーレス補強架構の繰返し載荷実験と,架構と壁板の接合部を界面要素でモデル化した二次元弾塑性有限要素法解析により,接合面の摩擦係数の差異が架構の耐力や変形性能に及ぼす影響について検討する。架構と壁板がコンクリートで接するだけの水平接合部においても,地震力によって生じる壁板の斜め圧縮力と摩擦でせん断力が伝達されるため,脆性的な破壊性状は示されなかった。また,解析により水平接合部の摩擦係数を高めたり,鉛直接合部を低くすることで,耐力や変形性能が改善することが示された。

シソーラス用語： アンカーボルト ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  *骨組構造 ,  耐荷力 ,  *パネル ,  増設 ,  *耐震補強 ,  界面 ,  摩擦抵抗 ,  水平荷重 ,  *繰返し試験 ,  有限要素法 ,  弾塑性解析 ,  *摩擦係数 ,  応力伝達 ,  ヒステリシス ,  応力歪特性 ,  亀裂伝搬 ,  接合部 ,  測定データ ,  予測誤差 ,  板厚 ,  荷重-変形関係
準シソーラス用語： あと施工アンカ ,  *壁板

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

タイトルに関連する用語 (10件)： あと施工アンカー ,  補強 ,  鉄筋コンクリート ,  架構 ,  耐力評価 ,  研究 ,  壁板 ,  性状 ,  接合面 ,  摩擦