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J-GLOBAL ID:201002297004152927   整理番号:10A0954455

鮮新統古琵琶湖層群上野層および伊賀層の材化石群集

著者 (5件):
資料名:
巻: 43  号:ページ: 40-52  発行年: 2010年08月31日 
JST資料番号: L2025A  ISSN: 0387-1924  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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三重県伊賀市の服部川河床に露出する上野層上部と伊賀層下部の15層準から大型植物化石を採集し,材化石については小口・柾目・板目切片の顕微鏡観察を基に同定した。上野層からは材化石20点を採集し,マツ科トウヒ属,ヒノキ科スギ型・ヒノキ型,カバノキ科ハンノキ属を同定した。伊賀層下部から材化石121点を採集し,マツ科モミ属・トウヒ属,ヒノキ科スギ型・ヒノキ型,ツゲ科ツゲ属,マンサク科,ニレ科ケヤキ属,カバノキ科ハンノキ属を同定した。また伊賀層下部の最上位2層準ではヒシ属果実136点とスイレン科地下茎6点を採集した。上野層上部は湖沼・湿地性堆積物であり,材化石に摩耗が見られるなどの保存状態から,堆積地周辺から湖沼や湿地に流入したものと考えられる。伊賀層下部は河川環境から次第に水深の浅い湖沼環境に変わり,水生植物が生育するような静水域が存在したと推定される。
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引用文献 (30件):
  • Brunsfeld, S. J., Soltis, P. E., Soltis, D. E., Gadek, P. A., Quinn, C. J., Strenge D. D. and Ranker, T. A.(1994) Phylogenetic relationships among the genera of Taxodiaceae and Cupressaceae: evidence from rbcL sequences. Systematic Bot. 19, 253-262.
  • Gadek, P. A., Alpers, D. L., Heslewood, M. M. and Quinn, C. J.(2000) Relationships within Cupressaceae sensu lato: a combined morphological and molecular approach. Amer. J. Bot. 87, 1044-1057.
  • Farjon, A.(2005) Monograph of Cupressaceae and Sciadopitys. Royal Botanic Gardens, Kew, Richmond, 650pp.
  • 服部川足跡化石調査団編 (1996) 古琵琶湖層群上野累層の足跡化石. 三重県立博物館, 121頁.
  • 林 隆夫 (1974) 堅田丘陵の古琵琶湖層群. 地質雑80, 261-276.
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