特許
J-GLOBAL ID:201003085220832475

高分子膜の粒子捕捉の評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 もえぎ特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-175216
公開番号(公開出願番号):特開2010-014564
出願日: 2008年07月04日
公開日(公表日): 2010年01月21日
要約:
【課題】 高分子膜において、捕捉対象ウイルスのウイルス蛋白質およびそのウイルス核酸のいずれか一つ以上、ならびに透過対象蛋白質の到達位置を、一つの試料で同時に定量化する高分子膜の評価方法、さらにこの評価方法に基づくウイルス分離膜の設計方法を提供すること。【解決手段】以下の(a)〜(h)の工程を順に含む高分子膜における微粒子到達位置の評価方法。 (a)膜の一次側からウイルスおよび透過対象蛋白質を含む溶液を二次側に送液、 (b)膜の断面切片を採取、 (c)一断面切片に存在する二種以上の微粒子を異なる蛍光色素で多重染色、 (d)二種以上の微粒子を各色素に応じて蛍光顕微鏡で観察、 (e)観察される各断面切片を画像データとし、ろ過方向と平行に等分割面に細分化、 (f)各等分割面の蛍光シグナルを各色素毎に数値化、 (g)各ヒストグラムを各色素毎に積分、 (h)微粒子の到達位置を判断。【選択図】なし
請求項(抜粋):
以下の(a)〜(h)の工程を順に含む、高分子膜における微粒子到達位置の評価方法。 (a)高分子膜の一次側をウイルスおよび透過対象蛋白質を含む溶液で満たし、膜を介して該溶液を高分子膜の二次側に送液する工程。 (b)送液後の高分子膜の断面切片を採取する工程。 (c)採取後の一断面切片に存在する二種以上の微粒子を、異なる蛍光色素で多重染色する工程。 (d)染色後の一断面切片に存在する二種以上の微粒子を、各色素の蛍光波長に応じて蛍光顕微鏡で観察する工程。 (e)各色素毎に観察される各断面切片を画像データとし、該切片画像をろ過方向と平行に、二つ以上の等分割面に細分化する工程。 (f)各等分割面の蛍光シグナルを、各色素毎にデンシトメーターで読み取って数値化する工程。 (g)数値化により得られる膜厚方向の各ヒストグラムを、各色素毎に積分または平均化処理する工程。 (h)各色素毎に積分または平均化処理したヒストグラムにおいて、膜の最も二次側に検出される蛍光シグナルを微粒子の到達位置と判断する工程。
IPC (5件):
G01N 15/08 ,  B01D 65/10 ,  B01D 61/14 ,  B01D 69/08 ,  G01N 21/64
FI (5件):
G01N15/08 A ,  B01D65/10 ,  B01D61/14 500 ,  B01D69/08 ,  G01N21/64 F
Fターム (23件):
2G043AA03 ,  2G043BA17 ,  2G043CA04 ,  2G043DA01 ,  2G043DA06 ,  2G043EA01 ,  2G043FA01 ,  2G043FA02 ,  2G043FA06 ,  2G043KA02 ,  2G043LA03 ,  2G043NA01 ,  2G043NA02 ,  4D006GA06 ,  4D006GA07 ,  4D006HA18 ,  4D006LA06 ,  4D006LA10 ,  4D006MA01 ,  4D006MA03 ,  4D006MB06 ,  4D006PB12 ,  4D006PB55

前のページに戻る