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J-GLOBAL ID：201102202226176952   整理番号：11A0115529

熱年代学的手法に基づく木曽山脈の隆起・削剥史

著者 (7件)： 末岡茂 (京大 大学院理学研究科) ,  堤浩之 (京大 大学院理学研究科) ,  田上高広 (京大 大学院理学研究科) ,  長谷部徳子 (金沢大 環日本海域環境研究セ) ,  山田国見 (日本原子力研究開発機構) ,  田村明弘 (金沢大 フロンティアサイエンス機構) ,  荒井章司 (金沢大 理工学域)
資料名： フィッション・トラックニュースレター  (Fission Track News Letter)
号： 23  ページ： 1-3  発行年： 2010年10月30日 
JST資料番号： L6631A  ISSN： 1340-900X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ある地域の真の隆起量を得るためには,見かけの隆起量から侵食などによる削剥量を評価する必要がある。長野県の木曽山脈において見られるアパタイトフィッショントラック年代の若返りを適当な仮定を用いて順計算すると,ほぼ一般的な地温勾配の範囲で年代の若返りが説明できる。この時に推定された地温勾配から削剥速度が推定され,他の方法で求めた理論的な予測値とも調和的であった。

シソーラス用語： *長野県 ,  *フィッション-トラック法年代測定 ,  燐灰石 ,  地温勾配 ,  *侵食作用 ,  *隆起
準シソーラス用語： 木曽山脈

分類 (2件)： 年代測定  (DD01050W) ,  構造地質学・テクトノフィジクス一般  (DE04010C)

引用文献 (16件)：

• 阿部 一・池田安隆, 1987, 伊那盆地北部における活断層のネットスリップ速度. 地理学評論Ser. A, 60, 10, pp. 667-681.
• 第四紀地殻変動研究グループ, 1968, 第四紀地殼変動図. 第四紀研究, 7, pp. 182-187.
• England P. and Molnar P., 1990, Surface uplift, uplift of rocks, and exhumation of rocks: Geology, 18, pp. 1173-1177.
• 藤原 治・三箇智二・大森博雄, 1999, 日本列島における侵食速度の分布. サイクル機構技報, 5, pp. 85-9a
• 池田安隆, 1990, 侵食と隆起: 山脈形成論の観測的基礎. 地震第2輯, 43, 1, pp. 137-152.

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱年代学 ,  手法 ,  木曽山脈 ,  隆起