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J-GLOBAL ID：201102205102880480   整理番号：11A1061709

西部瀬戸内海において海峡部から供給される栄養塩が成層域の生物生産に対して与える影響

著者 (5件)： 小森田智大 (熊本県大 環境共生) ,  郭新宇 (愛媛大 沿岸環境科研セ) ,  藤井直紀 (愛媛大 沿岸環境科研セ) ,  吉江直樹 (愛媛大 沿岸環境科研セ) ,  武岡英隆 (愛媛大 沿岸環境科研セ)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2011  号： 春季  ページ： 113  発行年： 2011年03月14日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 潮汐フロントでは,混合域から栄養塩が供給されることで,植物プランクトンによる基礎生産が高い。本研究では,瀬戸内海の伊予灘(成層域)と豊予海峡(混合域)間の潮汐フロントが伊予灘の基礎生産に対して与える影響を評価する。成層期(4月から9月)においては,伊予灘西部に潮汐フロントが形成され,海峡部で混合された海水が伊予灘亜表層(水深10~30m)に輸送される密度流の存在が示された。さらに,伊予灘亜表層のChl-a濃度と海峡部の栄養塩濃度間に有意な正の相関関係があった(r²=0.836)。このことから,豊予海峡から供給される栄養塩濃度の寡多が伊予灘亜表層の植物プランクトンの基礎生産に対して大きな影響を及ぼすことが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *栄養塩類 ,  海域 ,  瀬戸内海 ,  海峡 ,  生物生産 ,  *植物プランクトン
準シソーラス用語： 伊予灘

分類 (1件)： プランクトン  (FH02050R)

タイトルに関連する用語 (5件)： 瀬戸内海 ,  海峡 ,  栄養塩 ,  成層 ,  生物