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J-GLOBAL ID:201102219617376700   整理番号:11A1841442

酪農場の生産性の分析による適正牛群評価法の検討~乳検データからのアプローチ~

An assessment of the appropriate herd evaluation method by analysis of productivity in a dairy farm-An approach from dairy milk production records-
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巻: 34  号:ページ: 185-196 (WEB ONLY)  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: U0233A  ISSN: 2187-0500  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近代日本酪農の変化に伴い,予防的な観点を含めた牛群管理が重要視されるようになってきた。牛群の管理を実施するにあたり,牛群の生産性やその傾向を把握し,評価する事は牛群管理において重要である。本研究では汎用性が高いと考えられる乳検データを用いて,対象農場の各牛の収益性を評価する方法を検討し,牛の生産寿命と生産性の関連を明らかにするとともに,現牛群および飼養管理における経営状況の把握のため,乳検の牛群検定成績表を利用した収益性の算出方法の検討を行った。1フリーストール農場の1999年3月~2008年4月までの乳検データのうち,除籍処分された142頭と,2008年4月現在で4産次以上の個体14頭の計156頭について検討した。平成20年度の北海道における平均廃用産次数(3.5産)を参考に,対象牛のうち,3産以下の個体を低産次除籍牛群(低群101頭),4産以上の個体を高産次除籍牛群(高群55頭)に分類し,両群における除籍理由,分娩間隔,および生産乳量,乳質を比較した。また,乳検データから各個体の農場在籍日数(除籍日-生年月日),育成日数(初回分娩年月日-生年月日),生産日数(農場在籍日数-育成日数),総生産乳量および一日生産乳量(総生産乳量/生産日数)を算出した。このモデルでは,生産コストは農林水産省統計部の平成18年度北海道牛乳生産費データから搾乳牛通年換算1頭あたり1日の飼料費,種付料,敷料費,光熱水料,その他諸材料費および診療衛生費を加算した額(855円)を使用し,育成期間の生産コストは搾乳牛の50%,乳価は1kg70円として,生涯生産収益および農場在籍期間一日当たり生産収益を求めた。除籍理由の上位4位は低群では繁殖障害(30.7%),乳房炎(25.7%),乳器障害(13.9%)およびその他の理由(12.9%),高群では乳房炎(39.0%),乳器障害(17.1%),その他の理由(14.6%)および運動器病(12.2%)であった。分娩間隔は1産~2産の間において,試験対象牛全頭の分娩間隔の中央値よりも短い日数を示す個体の割合が低群と比較し高群で有意に高かった(42.3vs61.5%,P<0.05)。...(著者抄録)
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分類 (1件):
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牛 
タイトルに関連する用語 (5件):
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