抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
地球温暖化対策としての木材利用促進の重要性が世界的に認知されており,我が国においても木材の需要拡大,自給率の向上が急務とされている。そのために解決しなければならない課題は多岐にわたるが,最終的に木材製品を選択するのは消費者であることから,プロパガンダを通じての木材利用に関する消費者理解の醸成は,重要かつ不可避な課題と考えられる。本事例では,(1)木材利用促進の障害の一因となっている事実誤認や消費者と事業者の間に潜在する認識の差異をアンケート調査によって抽出した。(2)消費者の行動特性や志向性を因子分析とクラスター分析により類型化し,木材事業者が消費者のニーズを的確に把握して木材をより効果的に提示できるツール(木ここち心理テスト)を開発した。(3)消費者に対する木の良さの啓発,事業者の営業能力向上,消費者情報の継続的な収集を目的とした資格制度(木力検定)の構築を試みた。(著者抄録)