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J-GLOBAL ID:201102240738520441   整理番号:11A1984420

アルコール溶媒誘起結晶化が生分解性ポリ乳酸フィルムの構造に与える影響

著者 (5件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 501-511  発行年: 2011年12月01日 
JST資料番号: L1730A  ISSN: 0918-5283  CODEN: NHGIEE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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包装材料において生分解特性を持ち植物や生ごみを原料とする機能性材料であるポリ乳酸(PLA)が注目されている。本報ではPLAフィルムをメタノールおよびエタノール溶媒中に含浸させ,この溶媒処理により起きたPLAフィルムの高次構造の変化を詳細に研究した。本研究においてアルコール処理によりPLAフィルムは白濁を起こし,溶媒誘起型の結晶化が起きることが明らかとなった。また,アルコール溶媒誘起結晶化によるPLAフィルムの結晶構造はα型とβ型の2種類が混在した結晶構造を形成することが明らかとなった。メタノールに含浸させたものはほぼα型を示したが,エタノールに含浸させたものはα型とβ型が半分の割合を示した。興味深いことに,一般的な結晶性フィルムは非晶性フィルムよりも密度が増加するのに対して,アルコール溶媒誘起結晶化させたPLAフィルムは非晶性フィルムよりも密度が低下する傾向を示した。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
高分子固体の構造と形態学  ,  包装材料  ,  生産に関する一般問題 

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