抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マツタケが発生している林分で,気象条件,マツタケの発生状況,マツタケのシロの生態,獣害防止,マツタケ増産のための施業等について,平成17~21年の5年間,調査と試験を行った。主な内容は次のとおりである。1)上伊那郡辰野町,下伊那郡豊丘村及び松川町に各々試験地を設定した。2)マツタケ子実体発生には,毎年豊凶があり3試験地で同様の傾向ではなかった。3)マツタケの自然感染苗木の移植では,シロの広がりは認められなかった。4)2方法によるマツタケの胞子散布試験では,菌根形成は見られなかった。5)豊丘村試験地の施業区と対照区では,30年間の管理によりマツタケ山の寿命に11年の差が認められた。6)豊丘村試験地の豊凶指数は,マツタケ子実体発生本数との相関係数が0.79となった。7)コニファー水和剤塗布により,ニホンジカのマツタケ子実体食害防止に効果がみられた。8)マツタケが,ツガ植栽木に菌根を形成して子実体を発生させているのを確認した。(著者抄録)