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J-GLOBAL ID:201102246721167215   整理番号:10A1367845

カラアカシタビラメ,Cynoglossus semilaevisの生殖腺分化と性決定に及ぼす温度の影響

Gonadal differentiation and effects of temperature on sex determination in half-smooth tongue-sole,Cynoglossus semilaevis
著者 (7件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 714-719  発行年: 2007年 
JST資料番号: C2255A  ISSN: 1005-8737  CODEN: ZSKEFS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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カラアカシタビラメ(Cynoglossus semilaevis)は新規に開発された商業的に重要な養殖対象の海産カレイ類であり,雄よりも雌の方が1~2倍早く成長する。硬骨魚類においては,外見的性は温度で変化させることが可能である。従って,温度処理による性転換を用いて全雌魚のシタビラメ種苗を繁殖させることが,水産養殖に大きな恩恵をもたらすと考えられる。カラアカシタビラメ,Cynoglossus semilaevisの生殖腺分化を組織固定により観察した。孵化後30日目(dph)において組織的分化が初めて生じた。2種類の生殖腺が存在し,内腔を持つ一方の生殖腺は卵巣内で発達し,内腔を持たない他方の生殖腺は精巣内で発達する。遺伝学的性を同定するための組織固定及び雌特異的分子マーカーの手法により,シタビラメにおける性決定に及ぼす温度の影響に関する分離飼育実験を実施した。シタビラメ稚魚を25から100dphまでの期間,16°C,20°C,24°C,28°C,または32°Cで飼育した。高温(28°Cと32°C)によりシタビラメの外見的性の転換は誘発され,雄の比率がより高くなった(28°Cで雄69.2%,0.01<P<0.05;32°Cで雄66.7%,0.01<P<0.05)。低温(16°Cと20°C)でも外見的性の転換が誘発され,雄の比率がわずかに高くなった(16°Cで雄56.5%,P>0.05;20°Cで雄57.1%,P>0.05)。24°Cで飼育した時は,シタビラメの性比は1:1に近づいた。さらに,雌特異的分子マーカーにより,高温と低温の両方で雌から雄への性転換の誘発が示唆された。これらの結果より,シタビラメの性分化は温度で影響を受けることが示された。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (3件):
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魚類  ,  増養殖の技術  ,  生殖器官 
タイトルに関連する用語 (4件):
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