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J-GLOBAL ID：201102255309827200   整理番号：11A1328363

中性子イメージング(3)パルス中性子イメージング

Pulsed Neutron Imaging

著者 (2件)： 鬼柳善明 (北大) ,  加美山隆 (北大)
資料名： 波紋  (Hamon)
巻： 21  号： 3  ページ： 174-179  発行年： 2011年08月10日 
JST資料番号： L4558A  ISSN： 1349-046X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パルス中性子イメージングは中性子透過スペクトルを解析することで,結晶組織(配向),結晶の大きさ,および歪みに関する情報を得ることができる。また,透過スペクトルの勾配あるいは構造を解析することで,水素のような非コヒーレント散乱体の結合状態の違いに関する情報を得ることもできる。さらに,共鳴吸収ピークの解析により,そのエネルギーから元素の同定,共鳴スペクトルの深さから量の推定,幅から温度測定を行うことができる。本論では,この方法の原理を説明し,測定例として水素の結合状態の観測および透過型で測定したAgの共鳴吸収スペクトルを示すとともに,中性子共鳴吸収分光(N-RAS)と断層撮像法(CT)を組み合わせたN-RAS/CTを用いて,試料内部につけた温度勾配の測定例を示した。

シソーラス用語： *中性子ラジオグラフィー ,  スペクトル ,  *配向 ,  *粒径 ,  *残留歪 ,  銀 ,  トモグラフィー ,  *スペクトロスコピー ,  中性子 ,  共鳴 ,  温度勾配 ,  *元素 ,  *状態
準シソーラス用語： 中性子イメージング ,  透過スペクトル ,  断層撮像 ,  中性子共鳴吸収分光法 ,  *結合状態

分類 (2件)： 中性子回折法  (BK01060A) ,  その他の物理分析  (CC03014E)

引用文献 (19件)：

• [1] Y. Kiyanagi and H. Iwasa, JAERI-M 93-228 Vol.2, 796(1993).
• [2] J. R. Santisteban, L. Edwards, A. Steuwer and P. J. Withers, J. Appl. Cryst., 34, 289 (2001).
• [3] J. R. Santisteban, L. Edwards, M. E. Fizpatrick, A. Steuwer and P. J. Withers, Appl. Phys. A 74, S 1433 (2002).
• [4] N. Sakamoto, Y. Kiyanagi, S. Sato, H. Sagehashi, M. Furusaka, J. Suzuki, K.C.Littrell, C.K.Loong, A. Gorin, I. manuilov, A. Ryazantsev, K. Kuroda, K. Sakai, F. Tokanai, T. Adachi, T. Oku, K. Ikeda, H. Miyasaka, S. Suzuki, K. Morimoto and H.M.Shimizu, J. Appl. Cryst., 36, 820(2003).
• [5] K. Mizukami, S. Sato, H. Sagehashi, S. Ohnuma, M. Ooi, H. Iwasa, F. Hiraga, T. Kamiyama and Y. Kiyanagi, Nucl. Instr. Meth., A529, 310 (2004).

タイトルに関連する用語 (2件)： 中性子イメージング ,  パルス